ギンネムとは
ギンネムはマメ科に属する落葉低木で、ギンゴウカンとも呼ばれています。中南米原産で品種によっては最大10メートルまで成長します。明治時代に緑化などを目的に人為的に持ち込まれましたが、その後野生化し、現在では南九州まで分布を広げています。瘦せた土地でも育ち、在来固有種への影響などから生態系被害防止外来種リスト(旧:要注意外来生物)に載っています。
サーベルDFとは
極めて低薬量で効果を発揮する総合防除剤です。多年生を含む発生始期から生育初期の多くの草種(今回ご紹介するギンネム含む)の広葉雑草を防除・駆除し、長期間抑制することが特徴です。国土交通省の新技術情報システム(NETIS)において「サーベルDFを用いたイタチハギ、クズ、ニセアカシア、ギンネム等への防除工法」として登録されました(登録番号:KT-220183-A 2023年1月登録)。
雑灌木「ギンネム」の防除・駆除対策事例
2008年9月25日施工
2009年3月11日調査
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- 試験実施日: 2008年9月25日(社内効果確認試験として実施)
- 試験場所: 沖縄県西原市
- 目的: 道路維持管理上問題となっている難防除雑灌木の「ギンネム」に対してサーベルDFの効果を確認する。
- 試験方法: 動力噴霧器による散布。
試験薬剤: サーベルDF 0.01g/㎡
ザイトロンアミン液剤 0.5ml/㎡
サーファクタントWK 1000倍
希釈水量: 200ml/㎡
- 試験結果: 1か月程度で効果が発現し黄化が始まります。2か月程度で表面上は落葉し枯殺・駆除が確認できました。翌年3月の調査でも再生はほとんど見られませんでした。
- 考察: サーベルDFとザイトロンアミン液剤の散布で、ギンネムを翌年まで長期間防除できることが分かりました。
まとめ
今回はサーベルDFを用いた「ギンネム」の防除・駆除対策事例をご紹介しました。厄介な雑灌木に対して低薬量で安定した効果を発揮するサーベルDFを是非ご検討ください。