有用植物の根元に散布してもよいですか?
サーベルDFは特にバラ科の植物(サクラ、モモ、ウメ等)や松類には影響が発生しやすいため、有用植物の近くには散布しないでください。また、有用植物に散布液がかからないように注意してください。
上手な散布方法を教えてください。
サーベルDFを上手に使うには4つのポイントがあります。
①適期に散布してください
サーベルDFは気温が高いほうが活性が高いため、雑草の生育期での散布をお勧めします。
②使用薬剤の量が0.01~0.02g/㎡と極少量のため、ほかの容器で一次希釈してからタンクに投入してください。
③主に葉から吸収されるため、葉全体に薬液がかかるように散布してください。
④飛散のないように、風のない時に、可能であればウィンドブロック等のドリフトレスノズルを使って、散布してください。
これらポイントを押さえれば効率よく散布できます。
一袋でどれ位の面積を散布できますか?
サーベルDFは顆粒水和剤という、水で希釈して使う除草剤です。
一袋は10gですが、1㎡当たりの投下薬量が0.01~0.02g程度と非常に少量であるため、500~1000㎡の散布が可能です。
対象雑草により使用薬量が変わりますので、ラベルの使用方法をよく読んでからご使用ください。
散布したが、効果がないのですが?
サーベルDFは比較的遅効性ですので、1か月程度は様子を見てください。また、秋期の散布では効果の発現が翌年の萌芽期以降になります。また、規定面積以上の面積に散布してしまった結果、既定の薬量が投下されていないことが考えられますので、散布面積と薬の量や散布水量をもう一度確認してみてください。
フェンスやガードレール、自動車や墓石などにかかると変色したり化学反応しますか?
希釈したサーベルDFが自動車の車体・タイヤ、あるいは庭石・墓石などにかかったとしても直ちに変色したり化学反応する訳ではありませんが、散布の際はかからないようにご注意ください。
万が一、散布液がかかった場合には、水を掛けたり水拭きするなどして洗い流してください。
散布後、子供やペットが散布した場所に入っても大丈夫ですか?
サーベルDFの散布当日は、縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、散布区域に立ち入らないように注意してください。使用前にはラベルをよく読み、安全使用上の注意に従って使用してください。
人やペットへの安全性は大丈夫ですか?
サーベルDFは農林水産省登録を取得しています。農林水産省の農薬登録を取得している除草剤はさまざまな審査をクリアしています。
よって、商品パッケージの使用方法にそって使用すれば安全性が担保されています。
サーベルDFは、毒物及び劇物には該当しません。
NETIS登録番号 KT-220183-A 「サーベルDFを用いたイタチハギ、ニセアカシア、ギンネム等への防除工法」とはどのようなものですか?
本技術はサーベルDFの動力噴霧器での散布によりイタチハギ、クズ、ニセアカシア、ギンネム等を防除する工法で、従来は肩掛け式エンジン刈払機除草で対応していましたが、本技術の活用により、作業人数や時間が減り、飛び石等を回避出来るため経済性、施工性、安全性の向上が図れるという内容です。