サーベルDF


多年生も含め数多くの広葉雑草に、極めて低薬量で確かな効き目!

除草剤(茎葉処理剤) 緑地管理/ゴルフ場

極めて低薬量で効果を発揮します。タンポポやギシギシなど大型の多年生雑草にも安定した効果を示すことから、広葉雑草の総合防除剤として使用されています。またクズや雑灌木にも安定した効果を示します。(茎葉処理剤)

登録番号
第22529号
有効成分
メトスルフロンメチル60.0%
毒性
普通物
有効年限
3年
性状
淡褐色水和性細粒
RACコード
HRAC:2
お問い合わせ
お電話
ユニカス・マーケティング部
03-5296-2355


基本情報・適用表

対象作物名

日本芝、ペレニアルライグラス、ケンタッキーブルーグラス

登録内容(適用表)

作物名 適用場所 適用雑草名 使用時期 10アール当り使用量 本剤の使用回数 使用方法 メトスルフロンメチルを含む農薬の総使用回数
薬量 希釈水量
日本芝 一年生及び多年生広葉雑草 春夏期芝生育期
雑草発生始期~生育初期
1~2g 150~200ℓ 2回以内 雑草茎葉散布又は全面散布 2回以内
秋冬期雑草発生始期~生育初期 2~4g
西洋芝
(ペレニアルライ グラス)
秋冬期雑草発生始期 1~2g 200ℓ
西洋芝
(ケンタッキーブルーグラス)
樹木等 公園、庭園、堤とう、駐車場、道路、運動場、宅地、鉄道、のり面等 雑草生育初期 5~10g 100~150ℓ 植栽地を除く樹木等の周辺地に雑草茎葉散布
一年生及び多年生広葉雑草
クズ
雑灌木
雑草生育期 10~20g 100~200ℓ
  • 本表では登録内容の一部を省略し、関連内容のみを記載しています。
  • 本表に作物名「樹木等」と記載していますが、本剤は直接樹木に使用するものではありません。
    本表の適用場所、使用方法、注意事項に従って、樹木や花などの有用な植物に影響を与えないよう注意してください。

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注意事項

  • 本剤とアルカリ性の肥料、農薬などの化学物質とは混用しないでください。
  • 本剤は広葉雑草の発生始期から生育初期に有効なので、時期を失しないように均一に散布してください。
  • 本剤はイネ科雑草に対して効果が劣るので、イネ科雑草優占圃場ではこれに有効な処理剤との体系で使用してください。
  • 芝の生育が劣っている場合や、萌芽期及び生育初期の芝には生育抑制等の薬害を生じることがあるので散布をさけてください。
  • 芝に使用する場合は、雑草茎葉にかかるように散布してください。
  • 散布液の飛散や流出によって、周辺作物に影響を及ぼすので十分に注意して散布してください。
  • 降雨が予想される場合は、使用をさけてください。
  • 本剤は遅効性で雑草が完全に枯れるまで春夏期で20~30日、秋冬期で30~40日程度かかるので、誤ってまき直しなどしないよう注意してください。
  • 水源池等に本剤が飛散、流入しないよう十分に注意してください。
  • 眼に入らないように注意してください。眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください(刺激性)
  • 散布時は、農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして、洗眼してください。
  • 公園、堤とう等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
  • 薬剤散布後は散布器具やホース内に薬液が残らないように十分洗浄してください。
  • 散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さず、環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。空袋は圃場などに放置せず適切に処理してください。
  • 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管してください。

保管:密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。

  • 本剤の使用に当たっては、必ずラベルをよくお読みください。また使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、関係機関の指導を受けていただくよう、お願い申し上げます。

特長

  • 極めて低薬量で安定した効果を発揮します。
  • 多年生を含む発生始期から生育初期の多くの草種の広葉雑草を防除し、長期間抑制します。
  • 効果の発現は遅効的です。
  • ドライフロアブルのため、薬剤調製時に粉立ちがしにくく取扱いも容易です。
  • 国土交通省の新技術情報システム(NETIS)において「サーベルDFを用いたイタチハギ、クズ、ニセアカシア、ギンネム等への防除工法」として登録されました(登録番号:KT-220183-A 2023年1月登録)。

使い方

  • ペレニアルライグラスおよびケンタッキーブルーグラスには、寒地・寒冷地において使用し、温暖地・暖地においては黄化などの薬害を生じることがあるので注意してください。
  • ペレニアルライグラスおよびケンタッキーブルーグラスには、十分完成した芝地を対象とし、未完成ターフにおいては薬害を生じることがあるので使用しないでください。
  • 特に初めて使用される場合には、予め当社にご相談ください。




その他・事例

サーベルDFによるクズ防除

特長

  • ①樹木に対して比較的安全性が高い
  • ②超低薬量のため、環境負荷が少ない
  • ③周辺作物の少ない秋冬期散布のため、薬害の心配が少ない

効果のポイント

サーベルDFの効果のポイント

クズ防除のコンセプト

  • (1)サーベルDFを散布することによりクズ優占地から他の雑草へ植生が変化します。 最終的には、イネ科雑草の単一植生による美しい緑地帯を目指します。
  • (2)匍匐性(横への伸長)の雑草から直立性(縦への伸長)の雑草に植生を変化させることにより雑草害の減少を目指します。
  • (3)薬剤、資材等を上手に使うことにより、刈込み回数の減少、刈カスの減少を目指します。
  • (4)薬剤をなるべく使用しない緑地帯管理を目指します。
  • (5)その実現のために、Care(After Follow)を行い、よりよい管理を目指します。

クズ防除のメリット

  • (1)クズがなくなることにより、刈込み作業の効率が上がります。
  • (2)高コストの刈込みが減るので、コストの有効活用が可能です。
  • (3)イネ科雑草は残るので法面での使用が可能です。

サーベルDFによるクローバー/セイタカアワダチソウ防除

冬期クローバー防除の特長

  • 春先のクローバー生長による見苦しさを解消します。
  • お客様の少ない時期に雑草防除が可能です。
  • 自然に枯れるため、違和感なく雑草管理が可能です。
  • 効果は遅効的ですが、確実な効果が期待できます。
  • クローバー以外の広葉雑草も同時防除可能です。

クローバーにおける効果事例

薬量および使用水量など

サーベルDF 0.004g/m²
サーファクタントWK 0.2ml/m²(機能性展着剤)
水量:200ml/m²

サーベルDFのクローバーにおける効果事例

セイタカアワダチソウ防除の特長

セイタカアワタチソウは特定外来生物による生態系等に係わる被害防止に関する法律(外来生物法)の要注意外来生物です。
サーベルDFは、開花前の大きくなったセイタカアワダチソウにも高い効果が確認されています。
※大きくなってからの防除は、立枯れ状態になりますので、発生初期(草丈30cm位まで)の散布をお奨め致します。

セイタカアワダチソウにおける効果事例

薬量および使用水量など

サーベルDF 0.01g/m²
サーファクタントWK 0.15ml/m²(機能性展着剤)
ドリフト・マスター 0.3ml/m²(飛散防止資材)
水量:150ml/m²換算
ウィンドブロック(飛散軽減・環境対応型ノズル)使用

サーベルDFのセイタカアワダチソウにおける効果事例



よくあるご質問

有用植物の根元に散布してもよいですか?

サーベルDFは特にバラ科の植物(サクラ、モモ、ウメ等)や松類には影響が発生しやすいため、有用植物の近くには散布しないでください。また、有用植物に散布液がかからないように注意してください。

上手な散布方法を教えてください。

サーベルDFを上手に使うには4つのポイントがあります。
①適期に散布してください
サーベルDFは気温が高いほうが活性が高いため、雑草の生育期での散布をお勧めします。
②使用薬剤の量が0.01~0.02g/㎡と極少量のため、ほかの容器で一次希釈してからタンクに投入してください。
③主に葉から吸収されるため、葉全体に薬液がかかるように散布してください。
④飛散のないように、風のない時に、可能であればウィンドブロック等のドリフトレスノズルを使って、散布してください。
これらポイントを押さえれば効率よく散布できます。

一袋でどれ位の面積を散布できますか?

サーベルDFは顆粒水和剤という、水で希釈して使う除草剤です。
一袋は10gですが、1㎡当たりの投下薬量が0.01~0.02g程度と非常に少量であるため、500~1000㎡の散布が可能です。
対象雑草により使用薬量が変わりますので、ラベルの使用方法をよく読んでからご使用ください。

散布したが、効果がないのですが?

サーベルDFは比較的遅効性ですので、1か月程度は様子を見てください。また、秋期の散布では効果の発現が翌年の萌芽期以降になります。また、規定面積以上の面積に散布してしまった結果、既定の薬量が投下されていないことが考えられますので、散布面積と薬の量や散布水量をもう一度確認してみてください。

フェンスやガードレール、自動車や墓石などにかかると変色したり化学反応しますか?

希釈したサーベルDFが自動車の車体・タイヤ、あるいは庭石・墓石などにかかったとしても直ちに変色したり化学反応する訳ではありませんが、散布の際はかからないようにご注意ください。
万が一、散布液がかかった場合には、水を掛けたり水拭きするなどして洗い流してください。

散布後、子供やペットが散布した場所に入っても大丈夫ですか?

サーベルDFの散布当日は、縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、散布区域に立ち入らないように注意してください。使用前にはラベルをよく読み、安全使用上の注意に従って使用してください。

人やペットへの安全性は大丈夫ですか?

サーベルDFは農林水産省登録を取得しています。農林水産省の農薬登録を取得している除草剤はさまざまな審査をクリアしています。
よって、商品パッケージの使用方法にそって使用すれば安全性が担保されています。
サーベルDFは、毒物及び劇物には該当しません。

NETIS登録番号 KT-220183-A 「サーベルDFを用いたイタチハギ、ニセアカシア、ギンネム等への防除工法」とはどのようなものですか?

本技術はサーベルDFの動力噴霧器での散布によりイタチハギ、クズ、ニセアカシア、ギンネム等を防除する工法で、従来は肩掛け式エンジン刈払機除草で対応していましたが、本技術の活用により、作業人数や時間が減り、飛び石等を回避出来るため経済性、施工性、安全性の向上が図れるという内容です。


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