アプローチBI とはどんな展着剤ですか?
植物表面をぬらす力に加え、植物中に薬剤をしみこます力を備えた機能性展着剤(アジュバント)です。薬剤をしみこます事により(1)薬剤の効果向上(難防除病害虫には特にお薦めします)、(2)残効性の長期化(散布回数の軽減)などの効果があります。
どのように使えばよいのですか?
殺虫剤・殺菌剤に使用する場合散布液に1,000倍で加用して使います。混用順序は水→アプローチBI→乳剤→液剤→水和剤。
1,000倍で使って本当に大丈夫ですか?
薬剤が葉から流れ落ちたり、薬害を起こす心配もありません。また殺菌剤、殺虫剤、除草剤、植調剤いずれにも使用可能です。適用作物に安全性の高い展着剤です。
どのような仕組みで効果を上げるのですか?
薬剤の粒子をより細かくし、植物葉面のクチクラワックス層や害虫の気門にしみこませることができます。 その結果病原菌あるいは害虫に対する薬剤の到達及び浸透も増強され効果が上がります。
農薬の残留量を高めるおそれはありませんか?
農薬の使用基準を守って使用すれば問題ありません。複数の作物でアプローチBI加用試験を行ないましたが、農薬の残留を高める結果は出ていません。
散布後に雨が降った場合効果は?
耐雨性にも大きい効果があります。 アプローチBIの浸透力はきわめて短時間のうちに発揮され、その後の雨にはほとんど影響ありません。ジベレリンで6時間後の降雨の影響を受けないことが確認されています。
他に何か注意することはありますか?
適用農薬の使用条件を厳守して使用してください。 薬害のでやすい、または薬害事例のあった薬剤とは混用しないでください。 スルフェン酸系殺菌剤、ジチアノン水和剤、キノキサリン系、ストロビルリン系、アニリド系薬剤には薬害を生じる恐れがあるので使用しないで下さい。 その他ラベルに記載されている注意事項をよく読んでお使いください。