スカッシュ


機能性展着剤

展着剤 農耕地
スカッシュ

主成分に食品添加物をベースに用いた機能性展着剤、スプレー・アジュバントです。特にハダニ、アブラムシ類、うどんこ病などの防除困難な病害虫に対し、殺虫剤・殺菌剤への加用で薬効を安定させます。

登録番号
第19164号
有効成分
ソルビタン脂肪酸エステル70.0%、 ポリオキシエチレン樹脂酸エステル5.5%
毒性
普通物
有効年限
5年
性状
淡褐色澄明油状液体
RACコード
-
お問い合わせ
お電話
アグロ普及部
03-5296-2345


基本情報・適用表

対象作物名

稲、麦類、雑穀類、野菜類、いも類、豆類(種実)、果樹類、花き類・観葉植物、てんさい、茶、りんご、温州みかん

登録内容(適用表)

適用農薬名 作物名 散布液10L当り使用量 使用方法
殺虫剤・殺菌剤
麦類
雑穀類
野菜類
いも類
豆類(種実)
果樹類
花き類・観葉植物
てんさい
5~10ml 添加
10ml
摘果剤(NAC剤) りんご
ジベレリン剤 温州みかん

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注意事項

  • 本剤は低温(10℃以下)で放置された場合、一部白濁沈殿を生じる場合がありますので、使用の際にはあらかじめ透明液体にもどしてから(10℃以上に置いておくか、温湯を用いて溶かす)使用してください。なお、一部白濁沈殿が生じた場合でも本剤の品質には問題はありません。
  • 本剤を添加する適用農薬の使用方法を厳守するとともに、次のことに留意してください。
    • 適用農薬の使用上の注意事項に、薬害の生じやすい作物、気象条件などが記載されている場合には、本剤の使用をさけてください。
    • 作物の幼苗期、高温時など一般に薬害の生じやすい条件では、本剤の使用をさけてください。
  • 本剤の茶に対する残臭期間は7日間であるので、使用は摘採7日前までとしてください。
  • 散布器具や容器はよく洗浄し、洗浄廃液は直接河川や用水路に流さず、環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 空ビンは圃場等に放置せず、環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 本剤は皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをおすすめします。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いには十分注意してください。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
  • 危険物第四類第二石油類に属するので火気には十分注意してください。

【その他使用上のポイント】
キノン系、キノキサリン系、ストロビルリン系、アニリド系薬剤に添加すると薬害を生じるおそれがあるので十分注意し、使用に当たっては事前にその適否を確認してください。病害虫防除所等関係機関の指導がある場合にはそれに従ってください。

保管:密栓し、火気をさけ、食品と区別して、直射日光のあたらない冷涼な場所に保管してください。

  • 本剤の使用に当たっては、必ずラベルをよくお読みください。また使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けていただくよう、お願い申し上げます。

特長

  • すぐれた濡れ性と付着性及び乾きの早さを有する機能性展着剤(アジュバント)です。

スカッシュの効果のメカニズム

農薬の粒子はあまり細かくしない代わりにクチクラワックスを軟化し、なじみながら浸透していく。付着効果と濡れ性が高まる。

スカッシュの効果のメカニズム

  • とくに殺虫剤、ダニ剤への加用で、薬効を安定させます。

ダニへの付着効果
ダニへの付着効果

  • 水和剤による作物の汚れが軽減できます。

濡れ性と汚れ軽減

殺菌剤にスカッシュ1000倍を加用した場合と無加用の場合の濡れ性と果面の汚れの比較

濡れ性と汚れ軽減

  • 主成分は食品添加物です。




よくあるご質問

スカッシュとアプローチBIの違いについて教えてください。

スカッシュとアプローチBIはともに作物にマイルドな特性を持つ界面活性剤を有効成分としております。スカッシュは作物への薬液の濡れ性を改善し、乾きも早くなります。主な用途として、殺虫剤、殺ダニ剤への加用で、薬効を安定・向上させます。また、薬液が均一に付着するため、薬液による作物の汚れが軽減されます。一方、アプローチBIはその優れた可溶化能により、農薬成分を作物体内に浸透させ、効果を高め安定させます。主な用途として、殺菌剤、植物成長調節剤への加用などがあります。

保管していたスカッシュが凍結し、凝固しています。どうすれば使用できますか?

本剤は低温(10℃以下)で保管された場合、一部凍結(白濁沈殿)する恐れがあります。ご使用の際はあらかじめ透明な液体に戻して(10℃以上に保管しておくか、温湯を用いて溶かす)からご使用下さい。なお、一度、凍結した場合でも本剤の品質に影響はありません。

希釈液を調製する際、展着剤、乳剤、水和剤はどの順番に投入すれば良いですか?

一般的に展着剤⇒乳剤⇒水和剤と界面活性剤の多いものから入れる方が混ざりやすいので、この順序が推奨されています。スカッシュは消泡性も期待できますので、最初に添加すると効果的です。


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