カーメックス®顆粒水和剤


畑作、水田畦畔、緑地管理用除草剤

除草剤(茎葉兼土壌処理剤) 農耕地/緑地管理

カーメックスD を水和剤から顆粒水和剤に剤型変更しました。計量しやすく、粉立ちが少なく、溶けやすくなったことでより使いやすくなりました。(茎葉兼土壌処理剤)

登録番号
第23433号
有効成分
DCMU(化管法1種)80.0%
毒性
普通物
有効年限
4年
性状
類白色水和性細粒
RACコード
HRAC:5
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アグロ普及部
03-5296-2345


基本情報・適用表

対象作物名

だいず、みかん、さとうきび(春植又は夏植)、さとうきび(株出)、パイナップル、飼料用さとうきび(春植又は夏植)、飼料用さとうきび(株出)

適用場所

水田畦畔、公園、庭園、堤とう、駐車場、道路、運動場、宅地、のり面、鉄道等

登録内容(適用表)

作物名 適用場所 適用雑草名 使用時期 使用量 本剤の使用回数 使用方法 DCMUを含む農薬の総使用回数
薬 量 希釈水量
だいず 一年生雑草 は種後出芽前 70~100g/10a 70~100L/10a 1回 全面土壌散布 2回以内 (出芽前は1回以内、生育期は1回以内)
みかん 雑草生育期
但し、収穫60日前まで
200~400g/10a 100~200L/10a 雑草茎葉散布 1回
さとうきび(春植又は夏植) 植付後萌芽前
(雑草発生前)
100~150g/10a 100L/10a 全面土壌散布 2回以内(萌芽前は1回以内、生育期は1回以内)
一年生及び多年生広葉雑草 雑草生育期 但し、収穫90日前まで 2回以内 雑草茎葉散布
さとうきび(株出) 一年生雑草 萌芽前 (雑草発生前) 1回 全面土壌散布
一年生及び多年生広葉雑草 雑草生育期 但し、収穫90日前まで 2回以内 雑草茎葉散布
パイナップル 一年生雑草 植付直後 (雑草発生前) 150~200g/10a 1回 全面土壌散布 1回
水田作物 (水田畦畔) 水田畦畔 雑草発生前 150~300g/10a 25~300L/10a
雑草発生始期~ 発生揃期 70~100L/10a 雑草茎葉散布 又は 全面土壌散布
飼料用 さとうきび (春植又は夏植) 植付覆土後 (雑草発生前) 100~150g/10a 100L/10a 全面土壌散布
一年生及び多年生広葉雑草 雑草生育期 但し、収穫90日前まで 雑草茎葉散布
飼料用 さとうきび (株出) 一年生雑草 萌芽前 (雑草発生前) 全面土壌散布
一年生及び多年生広葉雑草 雑草生育期 但し、収穫90日前まで 雑草茎葉散布
樹木等 公園、庭園、堤とう、駐車場、道路、運動場、宅地、のり面、鉄道等 一年生雑草 雑草発生前 200~2000g/10a 25~200L/10a 3回以内 植栽地を除く樹木等の周辺地に全面土壌散布 3回以内
コケ類 コケ類生育期 200~400g/10a 25~100L/10a 植栽地を除く樹木等の周辺地に雑草茎葉散布又は全面土壌散布
イシクラゲ イシクラゲ生育期
  • 本表に作物名「樹木等」と記載していますが、本剤は直接樹木等に使用するものではありません。
    本表の使用方法、注意事項に従って、樹木類等に影響を与えないよう注意してください。

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注意事項

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 雑草茎葉散布の場合は、雑草の大きさや密度に応じて、散布液量を適宜増減し、茎葉が十分濡れるように散布してください。
  • 雑草茎葉散布の場合は、さとうきび、飼料用さとうきびに使用する場合は雑草の草丈が15cm以下、みかんに使用する場合は雑草の草丈が20cm以下の時期に散布してください。尚、気温の高い時期(20 ℃以上)の散布が効果的です。
  • 散布液調製後は、そのまま放置せず、できるだけ速やかに散布してください。
  • 植付覆土後に使用する場合は、覆土はできるだけ細かく砕いた土を用い、均一厚めに行ってください。
  • 砂質で水はけのよい圃場や、激しい降雨の予想される場合は、薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
  • みかんに対しては、定植後2年以上経過してから使用してください。又、作物の根が露出している場合には使用をさけてください。
  • 作物の茎葉にかからないように注意して散布してください。
  • 希釈水量50L/10a以下で散布する場合は、少量散布用ノズルを用いて、雑草の葉面又は土壌に均一に散布してください。
  • 樹木等のコケ類に希釈水量50L/10a以下で使用する際は展着剤を加用してください。
  • 水田畦畔に使用する場合は、下記の事項に注意してください。
    • 農作物(水稲)に接近して散布するので、散布液が飛散して農作物にかからないように十分注意してください。
    • 塗り畦に使用する場合、畦塗り直後で畦が濡れているときは、水田に流入して薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
    • 散布液が水田に流入するおそれがあるところでは使用しないでください。とくに透水性の大きな畦畔、砂質土では完全に除草すると、畦が崩れたり、散布液が水田に流入し、水稲に薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
    • 翌年に移動する畦、又は崩して水田にする畦には使用しないでください。
    • 雑草発生揃期に使用する際は展着剤を加用してください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 使用後の容器や散布器具は必ず水で十分洗っておいてください。
  • 散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さず、容器、空袋等は環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 公園、堤とう等で使用する場合、特に以下のことに注意してください。
    • 激しい降雨の予想される場合は使用をさけてください。
    • 散布薬液の飛散、あるいは本剤の流出によって、有用植物に薬害が生じることのないよう十分に注意して散布してください。
    • 水源池、養殖池等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
  • 誤飲、誤食などのないよう注意してください。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。散布液を吸い込んだり、多量に浴びたりしないよう注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをしてください。
  • 公園、堤とう等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
  • 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管してください。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めてください。
  • 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収してください。
  • 移送取扱いは、ていねいに行ってください。

魚毒性等:水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
保管:直射日光をさけなるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。

  • 本剤の使用に当っては、必ずラベルをよくお読みください。また使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けていただくよう、お願い申し上げます。

特長

  • 顆粒水和剤への剤型変更により、計量しやすく、粉立ちが少なくなり、溶けやすくなりました。
  • 雑草の発生前から生育期の散布で、雑草の発生抑制および枯殺効果を示します。
  • 長期間に渡り、効果が持続します。

カーメックス顆粒水和剤 製品説明(水田畦畔向け)動画



関連ページ



よくあるご質問

ゼニゴケへの使用方法を教えてください。

コケ類に対しては10aあたり200~400gを25~100Lの水に希釈(10㎡あたりり2~4gを0.25~1Lの水に希釈)して均一に散布してください。なお、水量50L/10a以下で使用する場合は展着剤を加用して下さい。

さとうきびでの使用方法を教えてください。

雑草の発生を抑えるために新植時(春植、夏植)は植付覆土後、株出しでは萌芽前に全面土壌散布できます。 その後は雑草の草丈:15cm以下、収穫90日前までの範囲内で雑草茎葉散布ができます。ただし総使用回数は2回以内(土壌散布は1回以内)です。

水田畦畔で使用した場合、あぜが崩れませんか?

本剤は根部まで成分が移行することはなく根に対する直接的な影響はありませんので、本剤の影響による畦畔の崩れは比較的起こりにくいと考えております。なお、砂質土壌の畦畔は崩れやすい傾向にありますので一般的に注意が必要です。

水田畦畔で使用する場合、どのくらいの期間雑草の発生を抑えるのでしょうか?

雑草の種類や土壌条件にもよりますが300g/10aの薬量で使用する場合、45~60日程度の効果が期待できます。


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