ユニカス事業部では2021年2月よりLINEのサービスを活用し、芝生に関する様々な情報配信を行っています。月ごとの病害予報や季節ごとの雑草に関する情報、営業担当者からの現地レポートなど、お役立ち情報を皆様に提供しております。
当時の配信内容を再編集してアーカイブとして当農薬ラボにも掲載しました。
今回は2021年4月に配信された、『メリケントキンソウ』についてです。
メリケントキンソウ
メリケントキンソウは関東から九州地区の太平洋沿岸部のスポーツグラウンドや公園などに発生し、猛威を振るっています。要因は、メリケントキンソウが発生している所でグラウンド使用者に種が付着し、別の使用グラウンドへ種子が持ち込まれていることが考えられます。発生場所やその周辺部にて発生状況調査をすると、メリケントキンソウが甚発生している場所から拡散している事、発生が見られているグラウンドは外周部で人の動線上に発生していることが確認されています。なお、一部のゴルフ場でも発生は見られ、芝生内へ容易に定着するため、注意は必要です。本雑草は秋に発芽し、翌年の開花前の4月上旬頃に刺(トゲ)を有するようになります。グラウンドや公園の使用者、猫や犬の足裏の肉球に刺がささり、怪我をしないよう、刺を形成する前の早めからの防除と蔓延させない事が大切です。
メリケントキンソウの防除は難しくありません。
薬剤のラベルに記載のある登録内容に沿って使用すれば、容易に防除が可能です。
ご使用される際には、各営業所へお問合せください。
メリケントキンソウの防除剤
【発生前~生育期】
【発生後】
【除草剤専用展着剤】
関連コラム
メリケントキンソウの発生生態
2020年8月下旬(発生前)

2020年9月上旬(発生前)

2020年10月下旬(生育初期)

22020年11月下旬(生育中期)

2020年12月下旬(寒くても生長)

2021年2月下旬(春に向け生長が旺盛になる)

2021年4月上旬(そろそろ、そう果に刺が形成され始めます)

2021年5月下旬(そう果に刺が形成され、結実します)
