生育中のメリケントキンソウ

除草剤「アトラクティブ」を用いた「メリケントキンソウ」防除・駆除対策事例

2024.12.05

メリケントキンソウとは

メリケントキンソウはキク科の一年生雑草で、南米原産の外来種です。
秋(9月上旬以降)に発生し、春先(3月中旬以降)にトゲのある種子を形成します。
固いトゲのある種子は、人の皮ふにも刺さります。肌の柔らかいお子さんやペットの肉球に刺さり、痛みを生じさせる問題雑草です。
近年、公園やスポーツターフなどのグラウンドだけでなく、校庭やドッグラン等でも発生が見られます。

生育中のメリケントキンソウ
生育中のメリケントキンソウ
メリケントキンソウは、トゲのある硬い種子を形成します
メリケントキンソウは、トゲのある硬い種子を形成します‼
(3月中旬~5月下旬)
トゲは皮ふに刺さります
× トゲは皮ふに刺さります。
× 公園などで遊ぶお子様やペットに怪我をさせてしまう可能性があります。

防除・駆除方法

小さい個体がたくさん発生する雑草ですが、発生が少ない場合は抜根除草(手取除草)で対応することが可能です。しかし、苦情が来る頃には大面積に広がってしまっていて、抜根除草(手取除草)では、取り残りが発生し、十分な駆除効果は期待できません。また、大切な芝生も傷めてしまいます。大面積に広がってしまった場合は、農薬(除草剤)のよる防除をおすすめいたします。

⇒ 芝生に農薬登録があり、広葉雑草に効果のある除草剤
⇒ 種子を形成する前(9月~3月中旬まで)の駆除(防除)がおすすめです。

防除・駆除対策事例

試験実施日:2023年12月19日
試験場所:埼玉県内公園
試験薬剤:アトラクティブ 0.03g/㎡(展着剤 サーファクタントWK2000倍添加)
希釈水量:200㎖/㎡

メリケントキンソウへのアトラクティブの効果の事例
散布時のメリケントキンソウ(生育期)
散布時のメリケントキンソウ(生育期)

調査日:2024年1月30日(61日後)

メリケントキンソウへのアトラクティブの散布(61日後)
アトラクティブ 0.03g/㎡。枯死している個体が多く見られた。
アトラクティブ 0.03g/㎡
枯死している個体が多く見られた。
無処理区。散布時より生育は落ちているが、生育は旺盛。
無処理区
散布時より生育は落ちているが、生育は旺盛。

調査日:2024年3月8日(99日後)

メリケントキンソウへのアトラクティブの散布(99日後)。枯死している個体が多く、効果が確認された。
アトラクティブ 0.03g/㎡
枯死している個体が多く、効果が確認された。
無処理区。メリケントキンソウ大発生
無処理区
メリケントキンソウ大発生

試験結果

3月調査で散布区はほぼ枯死していた。その後の調査でも、春の個体発生と種子の形成は確認され無かった。また、芝生の萌芽にも問題は無かった。よって、アトラクティブの12月散布はメリケントキンソウの防除・駆除に効果的である。

おすすめの駆除(防除)薬剤『アトラクティブ』

おすすめの駆除(防除)薬剤『アトラクティブ』
メリケントキンソウ駆除(防除)のポイント
メリケントキンソウ駆除(防除)のポイント。アトラクティブ散布の散布適期
  • 駆除適期 ⇒ 秋期 10月~12月(雑草が大きくなる前に防除・駆除‼)
  • 使用薬剤 ⇒ 低温期でも効果の高い、茎葉兼土壌処理剤が最適(アトラクティブ)。
  • 展着剤 ⇒ 除草剤専用展着剤(サーファクタントWK)の添加で、効果安定が期待できます。

まとめ

今回はアトラクティブを用いた「メリケントキンソウ」の防除・駆除対策事例をご紹介しました。厄介な雑草に対して低薬量で安定した効果を発揮するアトラクティブを是非ご検討ください。

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