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メリケントキンソウはキク科の一年生雑草で、南米原産の外来種です。 秋(9月上旬以降)に発生し、春先(3月中旬以降)にトゲのある種子を形成します。 固いトゲのある種子は、人の皮ふにも刺さります。肌の柔らかいお子さんやペットの肉球に刺さり、痛みを生じさせる問題雑草です。 近年、公園やスポーツターフなどのグラウンドだけでなく、校庭やドッグラン等でも発生が見られます。
小さい個体がたくさん発生する雑草ですが、発生が少ない場合は抜根除草(手取除草)で対応することが可能です。しかし、苦情が来る頃には大面積に広がってしまっていて、抜根除草(手取除草)では、取り残りが発生し、十分な駆除効果は期待できません。また、大切な芝生も傷めてしまいます。大面積に広がってしまった場合は、農薬(除草剤)のよる防除をおすすめいたします。
⇒ 芝生に農薬登録があり、広葉雑草に効果のある除草剤 ⇒ 種子を形成する前(9月~3月中旬まで)の駆除(防除)がおすすめです。
試験実施日:2023年12月19日 試験場所:埼玉県内公園 試験薬剤:アトラクティブ 0.03g/㎡(展着剤 サーファクタントWK2000倍添加) 希釈水量:200㎖/㎡
調査日:2024年1月30日(61日後)
調査日:2024年3月8日(99日後)
3月調査で散布区はほぼ枯死していた。その後の調査でも、春の個体発生と種子の形成は確認され無かった。また、芝生の萌芽にも問題は無かった。よって、アトラクティブの12月散布はメリケントキンソウの防除・駆除に効果的である。
今回はアトラクティブを用いた「メリケントキンソウ」の防除・駆除対策事例をご紹介しました。厄介な雑草に対して低薬量で安定した効果を発揮するアトラクティブを是非ご検討ください。
広範な除草剤に加用できる機能性展着剤(アジュバント)です。
低薬量で一年生及び多年生広葉雑草に効果を発揮します。
雑草や害虫など一人ひとりのお悩みに合わせた解決策をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。