農業への貢献

タイベックについて

タイベックの概要

米国デュポン社が開発した独自のフラッシュ紡糸法により、0.5~10ミクロンのポリエチレンの連続性極細繊維に高熱を加えて結合させたシート(不織布)です。天然紙より軽く、フィルムより丈夫で、しかも水濡れに強いという画期的な特長を備えています。 農業場面では、高い反射率と耐水性・通気性・透湿性を利用したかんきつなどの果樹用マルチシートや、施設園芸向けの降温資材としての用途があります。 更に光反射特性により、アザミウマ類・アブラムシ類に対する防除効果も明らかになっており、IPM(総合防除)の一環にも貢献しております。

タイベックの特長

デュポン™タイベック®は、0.5~10ミクロンのポリエチレンの極細長繊維に高熱を加えて結合させたシートです。90%以上の光反射率を持ち、熱をほとんど吸収しません。

デュポン™タイベック®を構成する強靭な極細ポリエチレン繊維(200倍)

優れた遮熱性があるとされているアルミ蒸着フィルムや練込みフィルムと比較して、デュポン™タイベック®の反射率はかなり高い値を示しています(図1)吸収率もほとんどゼロで(図2)、太陽光線にさらされてもシートに蓄熱することはありません。これらの優れた遮熱性により、昼間の高温時には温度の上昇を抑え、夜間は逆に熱を逃がさず保温にもなるのです。(試験地:農林水産省 野菜・茶業試験場)。

タイベックによる総合防除(IPM)について

90%以上の光反射率でアザミウマの行動を制御する新技術です。 防除回数の軽減に貢献できます。乱反射を利用しますので、太陽の角度に依存することなく効果が期待できます。

露地マルチによる制御
強烈な反射光により飛翔を困難にします。圃場のできるだけ広範囲にデュポン™タイベック®をマルチすることによって被害の減少が期待できます。

露地マルチでの使用例(デュポン™タイベック®700AG)

ハウス周囲マルチによる制御
強烈な反射光により飛翔を困難にします。防虫ネット開口部高さより広い幅でマルチすることが理想的です。
ハウス周囲マルチでの使用例(デュポン™タイベック<sup>®</sup>1000AG

ハウス周囲マルチでの使用例(デュポン™タイベック®1000AG

デュポン™タイベック®製サイドネットによる制御
スリムホワイト(デュポン™タイベック®製ネット)の、散乱光により、アザミウマのハウス内侵入率の軽減に期待できます。目合が大きいので、十分な通気が確保できます。
サイドネットでの使用例(スリムホワイト45 / 販売:日本ワイドクロス株式会社)

サイドネットでの使用例(スリムホワイト45 / 販売:日本ワイドクロス株式会社)

行動制御防除法資材Q&A

なぜデュポン™タイベック®製織込ネット(スリムホワイト45)をサイド張りするとアザミウマがハウス内に入りにくくなるのですか?
製品に織り込まれているデュポン™タイベック®によって太陽光(紫外線領域)が反射され、アザミウマはハウス内に作物があることがわかりにくくなるからです。目合いは大きいので風通しは良好です。
なぜデュポン™タイベック®製マルチによってアザミウマが落ちるのですか?
デュポン™タイベック®は、虫の可視波長帯の光に対し約90%の反射率があり、虫は太陽光と反射光の区別がつきません。この為、アザミウマの視覚は地面(マルチシート)方向からの反射光に影響され、本来の太陽光の方向を上空ではなく飛翔する前方と誤認して地面(マルチシート上)に落下するのです。
マルチシートの上に落ちたアザミウマは作物に戻らないのですか?
シート上に落ちたアザミウマは、シート面方向と上空方向の区別がつかなくなり、飛び立つことができなくなります。又、暗い場所に向かっては歩行しない性質があるので、シート面を歩行する以外の行動が取れなくなるのです。

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