ロロックス®


畑作物、果樹、野菜用除草剤

除草剤 農耕地
ロロックス

畑作物の除草剤ならロロックス。その確かな効果と安全性がこんな定評を生みました。日本はもとより、世界各地で長い実用例をみる実証済の畑作用除草剤です。

登録番号
第22895号
有効成分
リニュロン(化管法1種) 50.0%
毒性
普通物
有効年限
4年
性状
類白色水和性粉末 45μm以下
RACコード
HRAC:5
お問い合わせ
お電話
アグロ普及部
03-5296-2345


基本情報・適用表

対象作物名

いんげんまめ、はっか、みつば、べにばないんげん、だいず、えだまめ、らっかせい、とうもろこし、飼料用とうもろこし、にんじん、ばれいしょ、さといも、こんにゃく、やまのいも、やまのいも(むかご)、麦類、アスパラガス、かんしょ、りんご、もも、なし、かき、にんにく、ねぎ(露地栽培)、にら、セルリー、桑、ソルガム、とうき、たらのき、食用ゆり、わさびだいこん、らっきょう、おうぎ、あさつき、えごま(種子)、ごま、そば

登録内容(適用表)

作物名 適用雑草名 使用時期 使用量 本剤の
使用回数
使用方法 リニュロンを含む農薬の総使用回数
薬量 希釈水量
いんげんまめ 一年生雑草 は種直後 100~
150g/10a
70~
150L/10a
1回 全面土壌
散布
1回
はっか 収穫120日前まで 100g/10a
だいず
えだまめ
は種直後~
出芽前
(雑草発生前~発生始期)
100~
200g/10a
1回 2回以内
(全面土壌
散布は1回以内、雑草茎葉兼土壌散布は1回以内)
本葉3葉期以降
但し、収穫30日前まで
(雑草生育期)
1回 雑草茎葉

土壌散布
(畦間・株間処理)
らっかせい
とうもろこし
飼料用とうもろこし
は種直後 100~
200g/10a
1回 全面土壌
散布
1回
にんじん 1回 2回以内
(は種直後は1回以内、
にんじん3~5葉期は1回以内)
にんじん 3~5 葉期
但し、収穫30日前まで
(雑草発生始期)
100~
150g/10a
1回
ばれいしょ 植付直後~萌芽前 100~
200g/10a
1回 1回
さといも 植付直後
こんにゃく
やまのいも 植付直後 2回以内 2回以内
(粒剤は1回以内)
生育期
但し、収穫60日前まで
(雑草発生前~発生揃期)
畦間土壌
散布
やまのいも
(むかご)
植付直後 全面土壌
散布
2回以内
生育期
但し、収穫60日前まで
(雑草発生前~発生揃期)
畦間土壌
散布
麦類
(秋播)
は種後~発芽前
(雑草発生前~発生始期)
1回 全面土壌
散布
1回
アスパラガス 萌芽前
(雑草発生前~発生始期)
150~
200g/10a
1回 2回以内
(全面土壌
散布は1回以内、
雑草茎葉兼土壌散布は1回以内)
萌芽始期
但し、収穫前日まで
(雑草発生前~発生始期)
100~
150L/10a
一年生広葉雑草 生育期
但し、収穫前日まで
(雑草生育期)
100L/10a 1回 雑草茎葉

土壌散布
(畦間・株間処理)
かんしょ 一年生雑草 種いも植付後萌芽前まで 200g/10a 70~
150L/10a
1回 全面土壌散布
苗移植前まで 150~200g/10a
一年生
広葉雑草
生育期
但し、収穫45日前まで
(雑草生育期)
100~
200g/10a
1回 雑草茎葉

土壌散布
(畦間処理)
りんご
もも
かき
一年生雑草 雑草発生前~発生始期
但し、収穫30日前まで
300g/10a 1回 全面土壌
散布
1回
なし 雑草発生前~発生始期
但し、収穫90日前まで
にんにく 植付前(マルチ前)
(雑草発生前)
100~
150g/10a
植付後~萌芽前
(雑草発生前)
ねぎ
(露地栽培)
定植後
但し、収穫30日前まで
(雑草発生前)
畦間土壌
散布
一年生広葉雑草 定植30日後以降
中耕培土後
但し、収穫30日前まで
(雑草発生揃期)
75~
150g/10a
100L/10a 雑草茎葉散布
又は全面散布
あさつき 一年生雑草 植付直後~萌芽前
(雑草発生前~発生始期)
150g/10a 70~
150L/10a
全面土壌
散布
にら 収穫30日前まで
(雑草発生前)
100~
150g/10a
セルリー 定植後
但し、定植7日後まで (雑草発生前)
畦間土壌
散布
ソルガム は種直後
(雑草発生前)
100~
200g/10a
全面土壌
散布
とうき 中耕・培土後
但し、収穫120日前まで
100g/10a 2回以内 畦間土壌
散布
2回以内
たらのき 中耕・培土後
(雑草発生前)
食用ゆり
わさびだいこん
植付後萌芽前
(雑草発生前~発生始期)
100~
150g/10a
1回 全面土壌
散布
1回
べにばないんげん は種後出芽前
(雑草発生前)
75~
100g/10a
みつば 100~
150g/10a
らっきょう 種球植付後
(雑草発生前)
150g/10a 1回 畦間土壌
散布
3回以内
(種球植付後は1回以内、
生育期は2回以内)
生育期
但し、収穫30日前まで
2回以内 全面土壌
散布
おうぎ は種後出芽前
(雑草発生前)
100~
150g/10a
1回 1回
4~10月 100~
200g/10a
えごま
(種子)
本葉5葉期以降
中耕後
但し、収穫90日前まで
(雑草発生前)
100g/10a 100L/10a 畦間土壌散布
ごま は種後出芽前
(雑草発生前)
100~200g/10a 全面土壌散布
そば 100g/10a 70~150L/10a

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注意事項

  • 本剤の所定量を10アール当たり、70~150Lの水に加え、十分かきまぜてから均一に散布してください。
  • 生育の進んだ雑草には効果が劣る場合があるので、時期を失しないように散布してください。
  • 砂土では使用しないでください。
  • 砂質で水はけのよい畑では薬量を控えめにしてください。激しい降雨が予想されるときには使用をさけてください。
  • 使用後、容器や散布器具は必ず水で十分に洗ってください。
  • 散布器具や容器の洗浄水は河川等に流さず、環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 散布時は、農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして、洗眼してください。
  • 誤食などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合には、吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。使用中に異常を感じた時は直ちに医師の手当を受けてください。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 本剤は皮ふに対して弱い刺激性があるので、皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努めてください。
  • 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収してください。
  • 移送取扱いは、ていねいに行ってください。

〔特に一般畑作物に使用する場合〕

  • 覆土は細かく砕いて均一厚目にしてください(薬害)
  • マルチ栽培、トンネル栽培等での使用は薬害を生じるおそれがあるので、さけてください(かんしょ、にんにくのマルチ栽培を除く)
  • アスパラガスの畦間・株間処理に使用する場合、薬害を生じるおそれがあるので、擬葉にかからないように散布してください。
  • 雑草茎葉兼土壌散布では、本剤の散布適期は雑草生育期であり、生育の進んだ雑草には効果が劣るので、時期を失しないように散布してください。
    作物名 雑草の草丈
    だいず、えだまめ 15cm以下
    アスパラガス、かんしょ 10cm以下
  • にらに使用する場合、本圃の定植後に使用してください(薬害)
  • ねぎの雑草茎葉散布又は全面散布で使用する場合、展着剤との混用及び7日以内の近接散布は薬害を生じることがあるのでさけてください。
  • 高畦栽培のかんしょに使用する場合、無マルチ栽培の苗移植前処理では使用しないでください(効果)
  • にんじんの生育期に使用する場合、事前に使用品種における薬害の有無を確認してください(品種により薬害)
  • にんじん、セルリーには高温時は使用しないでください(薬害)
  • とうもろこしに使用する場合、スーパースイート系には使用しないでください(薬害)
  • セルリー、やまのいも及びかんしょに使用する場合、薬液がかかると薬害を生じるので、作物にかからないように畦間に散布してください。
  • たらのきに使用する場合、穂木にかからないように散布して下さい。
  • だいず及びえだまめの畦間・株間処理に使用する場合、専用ノズルを使用してください。また、噴口はできるだけ低くし、本葉にかからないように散布してください。
  • ごまに使用する場合、水田転換畑など過湿になりやすいほ場、土壌が固まりやすいほ場など苗立ちが良くない条件では苗立ちがさらに不良となるおそれがあるので、登録範囲内の低めの薬量で使用してください。

〔特に桑畑で使用する場合〕

  • 蚕に対して影響があるので、桑葉にはかからないようにしてください。

【その他使用上のポイント】
・にんじんは発芽直後から3葉期未満まで使用しないでください。
・にんじんに使用する場合、特定の品種(ベータ312)においては生育期に使用すると薬害を生じる場合があるので、生育期の使用はさけてください。

魚毒性等:水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。散布器具及び容器の洗浄水は河川等に流さないでください。また、空袋は水産動植物に影響を与えないよう、適切に処理してください。
保管:密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。

  • 本剤の使用に当たっては、必ずラベルをよくお読みください。また使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けていただくよう、お願い申し上げます。

特長

  • 多くの畑作物に適用をもち、主に一年生の広葉雑草に効果を発揮します。
  • とくにヤエムグラ、スベリヒユ、ノミノフスマ、ハコベに高い効果があります。

ロロックスの殺草スペクトラム

効果のある雑草 アカザ、シロザ、イヌビユ、イヌタデ、エノコログサ、コニシキソウ、スカシタゴボウ、スベリヒユ、タカサブロウ、タニソバ、タネツケバナ、ナズナ、ハキダメギク、ハコベ、ヒルガオ、メヒシバ
効果にムラのある雑草 イヌガラシ、イヌビエ、オヒシバ、カヤツリグサ、スズメノカタビラ、スズメノテッポウ、タデ、ノビエ
枯れにくい雑草 イチビ、オオイヌノフグリ、エノキグサ、ツユクサ、ヒメジオン、ホトケノザ


よくあるご質問

にんじんで使用する場合の使用時期を教えてください。

にんじんでは「は種直後」と「にんじん3~5葉期」で使用することができます。にんじん発芽後~3葉期未満は薬害のリスクがあるので使用しないでください。

にんじんの生育期(にんじん3~5葉期)で使用する場合、どのような品種で薬害が生じますか?また、どのような薬害症状でしょうか?

にんじん生育期(3~5葉期)の使用で薬害の生じる品種としてベータ312があります。べータ312では、にんじん生育期での使用はさけてください。薬害症状は強い葉焼けです。他の品種では薬害の報告事例はありません(2018年3月現在)。

にんじんの生育期に使用する場合、散布後の降雨の影響について教えてください。

にんじん生育期(3~5葉期)で使用する場合、散布直後の降雨は茎葉処理効果が出にくくなる可能性があります。土壌処理効果への影響はほとんどありません。直後に降雨が予想される場合は使用を控えてください。

にんじんの生育期(3~5葉期)に使用する場合、にんじんに直接かかってもにんじんの生育に影響ないのはなぜなのでしょうか?

にんじんは本剤に対し特異的に選択性が高いので、生育期(3~5葉期)でも使用することができます。

アスパラガスが萌芽し始めました。使用しても大丈夫ですか?

大丈夫です。

アスパラガスの立茎栽培で途中に養生期間が入り、春期および夏秋期それぞれで収穫作業を行う場合、ロロックスの使用回数はどのようになるのでしょうか。

途中に明確な養生期間が入り、収穫がしばらく中断されても地上部が完全に刈り払われない限り、春芽収穫期も夏芽収穫期も連続した収穫期とみなされます。シーズンを通じて全面土壌散布で1回、畔間・株間散布で1回使用することができます。連続立茎栽培の場合も同じです。

にんにくでの使用方法を教えてください。

マルチの有無にかかわらず植付後~萌芽前で使用することができます。マルチ栽培については植付前でも使用することができます。萌芽後では使用することができません。


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