有用樹木が近くにあります。どの位離したら良いでしょうか?
《薬剤がかからないこと》《根から吸収されないこと》が大原則です。一般的には図の点に注意してください。
休耕田に使用したいのですが?
実際に休耕田に使用された結果、隣接の水田に流入して薬害を生じたケースがあります。
従って、休耕田には使用しないようお願いします。
農道・畦畔には使用できますか?
このような場所ではハイバーX粒剤は使用できませんので「カーメックス顆粒水和剤」をおすすめします。製品ラベルの注意事項をよく守ってご使用ください。
ハウスの周囲には使用できますか?
井戸の周りで使用できますか?
降雨で除草剤が流されませんか?
ハイバーX粒剤は散布後土壌中で土の粒子(コロイド)に吸着され、安定した処理層を形成します。従って散布前後に大雨があった場合や、土壌が流亡しやすい傾斜地での使用でない限り、通常は雨で流されてしまうようなことはありません。但し、図のような所は、影響が生じやすいので、使わないでください。
ハイバーX粒剤はどの位の期間にわたって、土壌中に残っているのでしょうか?
ハイバーX粒剤は散布後土壌中で、主に微生物の働きによって徐々に分解していきます。図のように標準量で散布された場合、大体9ヶ月後には作物がごくわずかに影響を受ける程度にまで分解します。1年後には、ほとんど残留は見られません。
散布後に植樹や作物を作りたい場合、どの程度期間をおいたらよいでしょうか?
散布後まる1年間は放置しておくことをおすすめします。但し図のように分解が長びく場合もありますので、植樹や作付けが出来るかどうかの判断は、後述の薬剤残留検定法によって調べておくことが必要です。
ハイバーX粒剤が万一水田に流入してしまった場合、その対策はありますか? また翌年の植え付けは大丈夫でしょうか?
不幸にして流入し水稲が枯れ始めてきた場合、新しい苗を植えても健全に生育するケースは殆どありません。またハイバーX粒剤を中和させる薬品もないため、その年は残念ながら放置せざるを得ません。従って翌年の植え付けのためには、次の対策を講じハイバーX粒剤の分解を早めてください。
樹木のすぐ近くに誤って散布してしまいました。影響を軽減させる方法はないでしょうか?
ハイバーX粒剤は土壌処理型除草剤ですので、できる限り次のような方法を講じてください。
前年度、ハイバーX粒剤を散布した土壌に、作付けすることが可能かどうかを検定する簡単な方法はありますか?
精密に分析するにはガスクロマトグラフィーを用いた科学的な分析が必要となります。ここでは一応の目安をつける<生物検定法>についてご説明致します。
「生物検定法」
ハイバーX粒剤で効きにくい雑草はありますか?
ハイバーX粒剤は多くの雑草に高い効果があります。但し、次のような雑草には効果がないか、または不充分です。このような雑草が多い場所では、他剤と併用してください。
ヒユ科/イヌビユ、ホナガイヌビユ、ヒナタイノコズチ
ツル草類/クズ、ヤブガラシ、ヒルガオ、ヘクソカズラ
イネ科/ササ類、竹類、ヨシ
ドクダミ科/ドクダミ
タデ科/イタドリ
バラ科/ナワシロイチゴ、ノイバラ
ユリ科/ノビル