パフォームCa®


機能性カルシウム補給剤

液状窒素肥料 農耕地
パフォームCa

カルシウムは植物細胞の細胞壁の構造と機能に重要な役割を果たす大切な成分です。パフォームCaはアジュバントと有機キレート剤の併用によりカルシウムを容易に吸収し、植物体内を移動できる設計になっています。

登録番号
第77640号
有効成分
保証成分 硝酸性窒素5.0%(硝酸石灰(カルシウムとして)7.48%)
毒性
-
有効年限
-
性状
-
RACコード
-
お問い合わせ
お電話
アグロ普及部
03-5296-2345


基本情報・適用表

対象作物名

小豆、だいず、ネギ、タマネギ、ハクサイ、レタス、キャベツ、トマト、ピーマン、イチゴ、ナス、キク、かんきつ、ナシ

登録内容(適用表)

  • 高温時は日中の散布はさけてください。
  • スルフェン酸系、ジチアノン系、キノキサリン系、ストロビルリン系、アニリド系薬剤には薬害を生じるおそれがあるので、混用はさけてください。
  • TPNフロアブルに下記の農薬を混用した場合、パフォームCaを加用しないでください。凝集する傾向があります。【ペルメトリン水和剤・MEP乳剤・フェンプロパトリン乳剤】
  • 炭酸水素カリウム剤及び炭酸水素ナトリウム剤との混用はさけてください(汚れ)。
  • アルカリ性農薬や石灰硫黄合剤との混用はさけてください。
  • 液肥との混用は少量で確認してください。液肥の種類により凝集する場合があります。
  • 硝酸態窒素又は硝酸態カルシウムで薬害が懸念される作物には使用しないでください。
  • 作業後は手足など皮ふの露出部を石けんでよく洗ってください。
  • 誤飲などのないよう注意してください。

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特長

  • 機能性界面活性剤(アジュバント)の含有により、カルシウムが茎葉より作物に効率よく吸収され生育を高めます。
  • 有機キレート剤が配合されているため、植物体内の移行性をさらに高めます。
  • 微量のチッソ成分も同時に補給することで、カルシウムの葉内移動性も高めます。
  • 薬害のでやすい塩化カルシウムは使用していません。
  • 作物への汚れが少ないカルシウム剤です。

使い方

水に500~1,000倍に溶解させ、散布又は灌水する。(下図参照)

作物名 使用目的 使用期間 使用方法と濃度
小豆
大豆
増収
品質向上
開花前から開花始期2~3回 散布または灌水500~1,000倍
ネギ
タマネギ
ハクサイ
レタス
キャベツ
芯腐れ・芯枯れ・縁腐れ
葉先枯れ防止
本葉展開後から7~10日間隔
トマト
ピーマン
尻ぐされ防止
株の健全化
育苗中および果実肥大時に各段ごと
イチゴ
ナス
果実の軟化防止
チップバーン防止
キク 葉先枯れ・葉やけの防止 本葉展開後から7~10日間隔
かんきつ 浮皮軽減 果実肥大期後半
(10日間隔で3回以上)
緑化促進 春芽発芽後7~10日間隔で2回
落弁期から7~10日間隔で2回
ナシ ミツ症防止 開花10日後から10日間隔で4~6回

上記以外の作物についてもカルシウム欠乏による生理障害の防止及び生育促進に効果があります。

パフォームCa効果のメカニズム

パフォームCaはなぜ効くの

パフォームCa効果のメカニズム

パフォームCaによるカルシウムの浸透移行性試験

適応事例

カルシウムの浸透移行性試験

作物種:トマト
薬剤接種部位:葉柄基部(部へ接種)
測定:接種後24、36時間

カルシウムの浸透移行性試験画像

「パフォームCa」は、接種部位からすみやかに葉の先端に移行していきます。
(注:カルシウムは導管移動の性質を持つため、下方向には移行しません。)

パフォームCaによる果実中へのカルシウム取り込みと尻ぐされ発生率

適応事例2

果実中へのCa取り込みと尻ぐされ発生率

品種:トマト(桃太郎)
栽培条件:尻ぐされの発生しやすい条件を設定
試験期間:1997年8月~12月
処理:各薬剤8/28、9/16、9/25の3回茎葉散布

果実中へのCa取り込みと尻ぐされ発生率グラフ

「パフォームCa」は、トマト果実中のカルシウム濃度を高め、
カルシウム不足で発生する尻ぐされの発生率を抑制し、商品価値を高めます。


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