ゾーバー®


果樹、緑地管理用除草剤

除草剤 農耕地/緑地管理
ゾーバー

かんきつ園向け除草剤です。特にみかん園では春先処理として最適です。

登録番号
第22234号
有効成分
ターバシル(化管法2種)40.0% DCMU(化管法1種)40.0%
毒性
普通物
有効年限
4年
性状
類白色水和性粉末 63μm以下
RACコード
HRAC:5(ターバシル)、5(DCMU)
お問い合わせ
お電話
アグロ普及部
03-5296-2345


基本情報・適用表

対象作物名

かんきつ

適用場所

公園、庭園、堤とう、駐車場、道路、運動場、宅地等

登録内容(適用表)

作物名 適用雑草名 使用時期 薬量 希釈水量 本剤の使用回数 使用方法 ターバシルを含む農薬の総使用回数 DCMUを含む農薬の総使用回数
かんきつ 一年生
雑草
雑草発芽前及び
雑草生育期
但し収穫
60日前まで
300g/10a 土壌処理
150L/10a
茎葉処理
200~300L/10a
(非イオン系展着剤加用)
1回 土壌全面散布及び
雑草の茎葉散布
2回以内 1回
作物名 適用場所 適用
雑草名
使用時期 薬量 希釈水量 本剤の
使用
回数
使用方法 ターバシルを含む農薬の総使用回数 DCMUを含む農薬の総使用回数
樹木等 公園、庭園、
堤とう、
駐車場、
道路、
運動場、
宅地等
一年生
雑草
雑草発生前
~生育期
200~300g/10a 200~300 L/10a 2回以内 植栽地を除く樹木等の周辺地に全面土壌散布または雑草茎葉散布 2回以内 3回以内
  • 本表に作物名「樹木等」と記載していますが、本剤は直接樹木に使用するものではありません。
    本表の適用場所、使用方法、注意事項に従って、樹木や花などの有用な植物に影響を与えないよう注意してください。

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注意事項

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 松、杉、槙の防風垣の近くでは使用しないでください。
  • 使用後の散布器具はその中に薬剤が残らないよう速やかに水で十分洗ってください。
  • 本剤を処理した園で他の作物を間作しないでください。
  • 薬害を生じるおそれがあるので、次の点に注意してください。
    • 苗木生産圃場では使用しないでください。
    • 本圃(ハウス栽培を含む)において、かんきつ以外の作物を栽培しないでください。
  • 激しい降雨の予想される場合は使用しないでください。
  • 適用作物以外の圃場には散布しないでください。また作物の葉、付近の農作物、芝生、花卉類等にはかからないよう注意してください。また近くに根の浅い作物のある場合は散布液が流れて行かないように注意してください。
  • 砂質で透水性の大きい園では薬害のおそれがあるので使用をさけてください。
  • むらのないように均一に散布してください。
  • 雑草の生育期散布の場合は草丈20cm程度以下の場合が効果的でそれ以上の場合は一旦除草してから使用してください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 公園、堤とう等で使用する場合、特に以下のことに注意してください。
    • 激しい降雨の予想される場合は使用をさけてください。
    • 散布薬液の飛散、あるいは本剤の流出によって有用植物に薬害が生じることのないよう十分に注意して散布してください。
    • 水源池、養魚池等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
  • 公園、提とう等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係ないものが散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
  • 散布器具や容器の洗浄水は河川等に流さず、環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。
  • 誤飲、誤食などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合は吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。使用中に異常を感じた時は、直ちに医師の手当を受けてください。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 本剤は皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管してください。
  • 火災時は適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努めてください。
  • 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収してください。
  • 移送取扱いは、ていねいに行ってください。

魚毒性:水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空袋は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
保管:密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。

【その他使用上のポイント】
・夏みかんに対しては成木のみを対象としてください。

  • 本剤の使用に当たっては、必ずラベルをよくお読みください。また使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けていただくよう、お願い申し上げます。

特長

  • ほとんどの一年生雑草、とくに難しかったイヌビユ・アオビユなどのヒユ類にも効果を発揮します。

使い方

  • 10アール当り所定の薬量を約150Lの水に希釈して十分かき混ぜてから均一に散布してください。茎葉処理の場合は約200~300Lの水に希釈して非イオン系展着剤を加用し、よく雑草に付着するように散布してください。


よくあるご質問

ゾーバーは、どんな除草剤ですか?

ゾーバーは、ターバシル(40%)とDCMU(40%)を含む混合剤です。昭和47年の発売以来、温州みかん、夏みかん栽培に欠かせない除草剤としてたくさんの方々に愛用されています。

ゾーバーの温州みかん幼木への影響はありますか?

もちろん、幼木についても確かめてみました。その結果、ゾーバーは温州みかんの幼木の地下部に対しても、影響を及ぼさないことが分っています。

土壤に長く残留しませんか?

ゾーバーは草を抑える期間が長いので、いつまでも土の中に残留することはありません。ゾーバーの半減期※は、1カ月以内。いろいろな要因によって徐々に分解され、1年以内にはほぼ消失してしまいます。
※半減期とは……土壤に散布された薬剤の有効性分量が50%にまで分解された時の期間。

ゾーバーを上手に使うには?

ゾーバーは、「春草が生える前」「生えている時期」の両方に高い効果があります。従って、散布の際は、(1)まきむらのないように、(2)たっぷりの水で、(3)土にも草にもまんべんなく――これがポイントです。

展着剤「サーファクタントWK」「サーファクタント30」はどのような効果がありますか?

除草剤専用に開発された非イオン系の展着剤です。付着性・浸透性にすぐれ、ゾーバーを雑草の茎葉から速やかに吸収させ、除草効果をより確実なものにします。「かんきつ」でお使いの場合は「サーファクタント30」をお使いください。

ゾーバーノズルとはどのようなノズルですか?

ゾーバーの散布に最も適した高性能の除草剤専用ノズルです。吐出口の部分は、高い精度で定評のある「T‐ジェットノズル」のチップを使用しています。高能率で、均一な散布が行えます。

他にどんな注意が必要ですか?

・極端に砂質がかった土壤や、心土が露出しているような土壤では使用しないでください。
・水田のすぐ近くや、大雨で土が水田に流れ込む恐れのあるような所では散布しないでください。
・ゾーバーを散布した園では、他の作物を間作しないでください。

効果は何日くらいで現れますか?

温度によって多少の差はありますが、ふつう散布後1~2週間で効果が現れ、約1カ月で雑草は枯死します。

散布後、中耕しても大丈夫ですか?

管理機による砕土の細かい、深さ10cmくらいまでの中耕であれば、効果に影響はありません。

ゾーバーで効きにくい草はありますか?

ギシギシ、ヨモギ、ノビルなど、根の深い宿根草には効果が劣ります。こうした草が優占する場合は、宿根草専用の除草剤をスポット(部分)処理してください。


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