ターバシル・DCMU
果樹、緑地管理用除草剤
- 基本情報
- Q&A

- 種別
- 除草剤
- 適用場面
- 農耕地、緑地管理
かんきつ園向け除草剤です。特にみかん園では春先処理として最適です。
登録番号 | 第22234号 |
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毒性 | 普通物 |
有効年限 | 4年 |
性状 | 類白色水和性粉末 63μm以下 |
包装 | 100g×60 300g×30 |
有効成分 | ターバシル40.0% DCMU(PRTR・1種)40.0% |
対象作物名
かんきつ適用場所
公園、庭園、堤とう、駐車場、道路、運動場、宅地等特長
- ほとんどの一年生雑草、とくに難しかったイヌビユ・アオビユなどのヒユ類にも効果を発揮します。
登録内容
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 薬量 | 希釈水量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ターバシルを含む農薬の総使用回数 | DCMUを含む農薬の総使用回数 |
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かんきつ | 一年生 雑草 |
雑草発芽前及び 雑草生育期 但し収穫 60日前まで |
300g/10a | 土壌処理 150L/10a 茎葉処理 200~300L/10a (非イオン系展着剤加用) |
1回 | 土壌全面散布及び 雑草の茎葉散布 |
2回以内 | 1回 |
作物名 | 適用場所 | 適用 雑草名 | 使用時期 | 薬量 | 希釈水量 | 本剤の 使用 回数 | 使用方法 | ターバシルを含む農薬の総使用回数 | DCMUを含む農薬の総使用回数 |
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樹木等 | 公園、庭園、 堤とう、 駐車場、 道路、 運動場、 宅地等 |
一年生 雑草 |
雑草発生前 ~生育期 |
200~300g/10a | 200~300 L/10a | 2回以内 | 植栽地を除く樹木等の周辺地に全面土壌散布または雑草茎葉散布 | 2回以内 | 3回以内 |
- 本表に作物名「樹木等」と記載していますが、本剤は直接樹木に使用するものではありません。
本表の適用場所、使用方法、注意事項に従って、樹木や花などの有用な植物に影響を与えないよう注意してください。
使い方
- 10アール当り所定の薬量を約150Lの水に希釈して十分かき混ぜてから均一に散布してください。茎葉処理の場合は約200~300Lの水に希釈して非イオン系展着剤を加用し、よく雑草に付着するように散布してください。
注意事項
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- 松、杉、槙の防風垣の近くでは使用しないでください。
- 使用後の散布器具はその中に薬剤が残らないよう速やかに水で十分洗ってください。
- 本剤を処理した園で他の作物を間作しないでください。
- 薬害を生じるおそれがあるので、次の点に注意してください。
- 苗木生産圃場では使用しないでください。
- 本圃(ハウス栽培を含む)において、かんきつ以外の作物を栽培しないでください。
- 激しい降雨の予想される場合は使用しないでください。
- 適用作物以外の圃場には散布しないでください。また作物の葉、付近の農作物、芝生、花卉類等にはかからないよう注意してください。また近くに根の浅い作物のある場合は散布液が流れて行かないように注意してください。
- 砂質で透水性の大きい園では薬害のおそれがあるので使用をさけてください。
- むらのないように均一に散布してください。
- 雑草の生育期散布の場合は草丈20cm程度以下の場合が効果的でそれ以上の場合は一旦除草してから使用してください。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
- 公園、堤とう等で使用する場合、特に以下のことに注意してください。
- 激しい降雨の予想される場合は使用をさけてください。
- 散布薬液の飛散、あるいは本剤の流出によって有用植物に薬害が生じることのないよう十分に注意して散布してください。
- 水源池、養魚池等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
- 公園、提とう等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係ないものが散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
- 散布器具や容器の洗浄水は河川等に流さず、環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。
- 誤飲、誤食などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合は吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。使用中に異常を感じた時は、直ちに医師の手当を受けてください。
- 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 本剤は皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
- 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管してください。
- 火災時は適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努めてください。
- 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収してください。
- 移送取扱いは、ていねいに行ってください。
魚毒性:水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空袋は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
保管:密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。
【その他使用上のポイント】
・夏みかんに対しては成木のみを対象としてください。
- 本剤の使用に当たっては、必ずラベルをよくお読みください。また使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けていただくよう、お願い申し上げます。
お問い合わせ先
丸和バイオケミカル株式会社
アグロ普及部
TEL:03-5296-2345