ハイバー®X粒剤


緑地管理用除草剤

除草剤(土壌処理剤) 緑地管理
ハイバーX粒剤

鉄道の場面で長年にわたり実績を重ねている定評のある除草剤。空き地や墓地・駐車場など、緑地管理場面で活躍しています。(土壌処理剤)

登録番号
第15620号
有効成分
ブロマシル(化管法1種)5.0%
毒性
普通物
有効年限
5年
性状
類白色細粒
RACコード
HRAC:5
お問い合わせ
お電話
ユニカス・マーケティング部
03-5296-2355


基本情報・適用表

対象作物名

鉄道敷、運動場、道路、駐車場、宅地、畜舎敷地、工場敷地等

登録内容(適用表)

作物名 適用場所 適用雑草名 使用時期 使用量 本剤の 使用回数 使用方法 ブロマシルを含む農薬の総使用回数
樹木等 鉄道敷、運動場、道路、駐車場、宅地、畜舎敷地、工場敷地等 一年生雑草 雑草発生前~生育期 5~15kg/10a 2回以内 植栽地を除く樹木等の周辺地に全面均一散布 2回以内
多年生雑草 15kg/10a
ススキ 雑草生育期  5~15g/株
(ただし、15kg/10aまで)
植栽地を除く樹木等の周辺地に株元処理
  • 本表に作物名「樹木等」と記載していますが、本剤は直接樹木に使用するものではありません。
    本表の適用場所、使用方法、注意事項に従って、樹木や花などの有用な植物に影響を与えないよう注意してください。

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注意事項

  • 本剤が植物の根から吸収されると薬害が発生するので、水田や水田への利用が考えられる用水路等に本剤の流入が想定される場所や、農作物および樹木類等有用植物の付近では使用しないでください。
  • 本剤が流出するような激しい降雨が予想される場合は散布を行わないでください。
  • 傾斜地や砂質土壌では、本剤の流出による薬害のおそれがあるので使用しないでください。
  • 本剤のススキに対する散布適期は雑草生育期(草丈30㎝以下)であり、生育の進んだ雑草には効果が劣るので、時期を失しないように散布してください。
  • 松の近くでは使用しないでください。
  • 水源池、飲料用水、灌漑用井戸、養殖池等に本剤の飛散や流入及び浸透が想定される場所では散布を行わないでください。
  • 本剤を散布した場所やその付近では、植物の植付けは行わないでください。
  • ハウス等の施設内およびその周辺では使用しないでください。
  • 本剤の雑草発生前での使用においては、土壌全面に均一に処理してください。
  • 宅地等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
  • 誤食に注意してください。万一、中毒を感じた場合、あるいは誤って飲み込んだ場合には、多量の水を飲ませるなどして胃の中のものを吐き出させ、安静にして直ちに医師の手当を受けてください。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 散布時は、農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
  • 散布器具、容器はよく洗浄し、洗浄廃液は直接河川や用水路に流れ込まないように十分注意し、環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。空袋、空容器等はほ場などに放置せず、環境に影響のないよう適切に処理してください。
  • 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管してください。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをおすすめします。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努めてください。
  • 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収してください。
  • 移送取扱いは、ていねいに行ってください。

【その他、使用上のポイント】
松はハイバーX粒剤に特に弱い木です。松の木の近くでは絶対にハイバーX粒剤をまかないでください。

魚毒性等:水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
保管:密封し、直射日光をさけ、食品と区別して冷涼・乾燥した場所に保管してください。

  • 本剤の使用に当たっては、必ずラベルをよくお読みください。また使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けていただくよう、お願い申し上げます。

特長

  • 緑地管理場面に優占する広葉やイネ科の雑草に対して一年生、多年生を問わず効果を発揮します。
  • 雑草の発生前~生育期まで、いつの時期でも効果があります。
  • 土壌中で4ヶ月以上有効に作用し、長期間雑草を抑えます。

使い方

  • 10アール当たり5~15kgを全面に均一に散布する(ススキの場合は株元処理する)。


よくあるご質問

有用樹木が近くにあります。どの位離したら良いでしょうか?

《薬剤がかからないこと》《根から吸収されないこと》が大原則です。一般的には図の点に注意してください。

休耕田に使用したいのですが?

実際に休耕田に使用された結果、隣接の水田に流入して薬害を生じたケースがあります。
従って、休耕田には使用しないようお願いします。

農道・畦畔には使用できますか?

このような場所ではハイバーX粒剤は使用できませんので「カーメックス顆粒水和剤」をおすすめします。製品ラベルの注意事項をよく守ってご使用ください。

ハウスの周囲には使用できますか?

使用できません。

井戸の周りで使用できますか?

使用できません。

降雨で除草剤が流されませんか?

ハイバーX粒剤は散布後土壌中で土の粒子(コロイド)に吸着され、安定した処理層を形成します。従って散布前後に大雨があった場合や、土壌が流亡しやすい傾斜地での使用でない限り、通常は雨で流されてしまうようなことはありません。但し、図のような所は、影響が生じやすいので、使わないでください。

ハイバーX粒剤はどの位の期間にわたって、土壌中に残っているのでしょうか?

ハイバーX粒剤は散布後土壌中で、主に微生物の働きによって徐々に分解していきます。図のように標準量で散布された場合、大体9ヶ月後には作物がごくわずかに影響を受ける程度にまで分解します。1年後には、ほとんど残留は見られません。

散布後に植樹や作物を作りたい場合、どの程度期間をおいたらよいでしょうか?

散布後まる1年間は放置しておくことをおすすめします。但し図のように分解が長びく場合もありますので、植樹や作付けが出来るかどうかの判断は、後述の薬剤残留検定法によって調べておくことが必要です。

ハイバーX粒剤が万一水田に流入してしまった場合、その対策はありますか? また翌年の植え付けは大丈夫でしょうか?

不幸にして流入し水稲が枯れ始めてきた場合、新しい苗を植えても健全に生育するケースは殆どありません。またハイバーX粒剤を中和させる薬品もないため、その年は残念ながら放置せざるを得ません。従って翌年の植え付けのためには、次の対策を講じハイバーX粒剤の分解を早めてください。

樹木のすぐ近くに誤って散布してしまいました。影響を軽減させる方法はないでしょうか?

ハイバーX粒剤は土壌処理型除草剤ですので、できる限り次のような方法を講じてください。

前年度、ハイバーX粒剤を散布した土壌に、作付けすることが可能かどうかを検定する簡単な方法はありますか?

精密に分析するにはガスクロマトグラフィーを用いた科学的な分析が必要となります。ここでは一応の目安をつける<生物検定法>についてご説明致します。
「生物検定法」

ハイバーX粒剤で効きにくい雑草はありますか?

ハイバーX粒剤は多くの雑草に高い効果があります。但し、次のような雑草には効果がないか、または不充分です。このような雑草が多い場所では、他剤と併用してください。

ヒユ科/イヌビユ、ホナガイヌビユ、ヒナタイノコズチ
ツル草類/クズ、ヤブガラシ、ヒルガオ、ヘクソカズラ
イネ科/ササ類、竹類、ヨシ
ドクダミ科/ドクダミ
タデ科/イタドリ
バラ科/ナワシロイチゴ、ノイバラ
ユリ科/ノビル


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