MBCニュース

全国の産地で栽培されている話題の作物をご紹介いたします。

MBCニュースとは?

MBCニュースとは

1986(昭和61)年1月、「丸和の動きや方針、技術情報など知らせてくれるニュースのようなものが欲しい」との要望に応え、広報部(当時)が担当して企業広報誌「MBCニュース」第一号を発刊致しました。経営方針や新製品情報、業界の動向などを中心に発行し、2004年9月発行(第70)号をもって、その機能を本ホームページに移行しました。

ここでは、当時より続く連載企画「話題の作物を訪ねて」を掲載し、全国の産地で栽培されている作物をご紹介させて頂きます。

MBCニュース

長野県中野市の「えのきたけ」

えのきたけ」

寒い冬は家族や気の合う仲間達と楽しく鍋を囲みたくなる人も多いと思いますが、鍋料理に欠かせないのが様々なきのこ類。中でも「えのきたけ」は発ガン抑制物質のβ-グルカンを含有し、週に4,5回以上食べる栽培農家はガンによる死亡率が低いという疫学調査の結果があるという優れものです。

えのきたけは長野県が国内生産の1/2以上を占め、そのうちの約7割が今回訪れた中野市で生産されています。市内における年間(*平成17年産)生産量は実に4万2,900tにも及び、県内有数の巨大産地となっています。

現在のえのきたけの栽培は「ビン栽培」と呼ばれる方法。培地をビンに詰めて殺菌釜で殺菌、冷却し、その中に菌糸(種菌)を植え付け、菌糸が培地全体に繁殖してからビンの蓋を取って培養条件を変えるときのこが生えてくるというもの。1931(昭和6)年に県内で始められ、外仕事が出来ない冬期での収入が見込めることもあって、後に栽培奨励されたのが県内での普及のキッカケのようです。

長野県北信農業改良普及センターの松木主査に話を伺うと「冷房施設導入により周年栽培が可能になったこと、種菌センターや培養センターの活用という分業化、純白系種菌の安定供給体制の確立など、生産性が向上した結果が産地形成に大きく貢献しています。」

栽培上、注意しなければいけない点は?との問いには「糸状菌や細菌等の雑菌には特に注意を払います。これらの菌に汚染されたものは廃棄せざるを得ないので、培地殺菌や作業者の衛生管理を徹底し、ロスを極力少なくし、安全・安心なえのきたけを出荷するように努力しています」とのこと。

今後の課題としては「消費拡大が大きなポイントです。現在、県内の学校給食に取り入れて地産地消を促したり、温泉街で『きのこづくし』料理をもてなすなど観光客へのアピールにも力を入れています。その他、褐色系のえのきたけが見直されてきているなど、品種の多様化なども利用しながら消費拡大につなげていきたいと考えています」と最後に話してくださいました。

(2007年1月掲載)

MBCニュース バックナンバー
神奈川県三浦市の「だいこん」
大分県の「大分白ねぎ」
熊本県八代市の「晩白柚」
北海道浦臼町の「ワイン専用品種ぶどう」
愛媛県の「甘平(かんぺい)」
埼玉県本庄市の「ロマネスコ」
広島県尾道市の「広島わけぎ」
三重県長島地区の「三重なばな」
茨城県行方市の「チンゲンサイ」
北海道和寒町の「かぼちゃ」
熊本県熊本市の「すいか」
香川県坂出市の「金時にんじん」
千葉県白井市の「梨」
山形県村山地域の「食用菊」
千葉県柏市の「かぶ」
山口県の「はなっこりー」
栃木県小山地区の「ハトムギ」
静岡県浜松市の「エシャレット」
北海道本別町の「あずき」
宮崎県の「日向夏」
山形県天童市の「ラ・フランス」
長野県須坂市の「ナガノパープル」
高知県の「文旦」
鳥取県鳥取市福部町の「砂丘らっきょう」
福岡県八女地域の「八女茶」
富山県の「チューリップ」
青森県田子町の「にんにく」
北海道十勝地域の「十勝川西長いも」
徳島県鳴門地域の「なると金時」
鹿児島県志布志市の「ピーマン」
愛知県西三河地域の「いちじく」
福島県田村地域の「エゴマ」
長野県中野市の「えのきたけ」
岡山県南部の「千両茄子」
沖縄県の「マンゴー」
栃木県上都賀地域の「ニラ」
福岡県八女地域の「キウイフルーツ」
高知県の「ショウガ」
静岡県遠州地域の「メロン」

バックナンバー

PAGETOP