MBCニュース

全国の産地で栽培されている話題の作物をご紹介いたします。

MBCニュースとは?

MBCニュースとは

1986(昭和61)年1月、「丸和の動きや方針、技術情報など知らせてくれるニュースのようなものが欲しい」との要望に応え、広報部(当時)が担当して企業広報誌「MBCニュース」第一号を発刊致しました。経営方針や新製品情報、業界の動向などを中心に発行し、2004年9月発行(第70)号をもって、その機能を本ホームページに移行しました。

ここでは、当時より続く連載企画「話題の作物を訪ねて」を掲載し、全国の産地で栽培されている作物をご紹介させて頂きます。

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山形県天童市の「ラ・フランス」

ラ・フランス」

そのゴツゴツとした無骨な見た目とは裏腹に、とろけるような舌触り、口の中いっぱいに広がる柔らかな甘みと高貴な芳香が特長の『ラ・フランス』。その名の通り、フランス原産の西洋なしは1864年に発見されました。私達がよく口にするようになったのは比較的最近ですが、国内への導入は明治時代で、バードレッドという品種の授粉樹として栽培されていたそうです。

意外なのがその食べ頃。収穫直後ではなく冷蔵庫で10日間冷やした後に、さらに14日ほど追熟させた後。硬かった果実がとろけるような柔らかさになり、香りや甘みが増し、初めておいしく味わうことが出来ます。

平成20年における山形県内の西洋なしの栽培面積は1,070ha、収穫量は21,200tと全国流通の63%を占め、そのうちの8割がラ・フランスです。また今回訪れた天童市は、ラ・フランスの全国流通の1割強を出荷する一大産地として名を馳せています。

主な病害虫について、山形県園芸試験場の米野研究員に話を伺うと「特に輪紋病が問題で、6月~8月上旬にかけて果実に菌が感染します。収穫時点では症状が分かりにくいのが難点で、感染した果実は追熟期に発病してしまいます。重点防除時期が梅雨時期ということもあり、いかにタイミングよく防除するかが重要になります」とのこと。

今後の取り組みについての問いに「収穫時期が味わいを左右するので、適期収穫が重要なポイントです。早ければ味に影響しますし、遅ければ実の内部褐変が発生します。そのため産地と県が一体となって収穫適期の判定を行っています。やはりおいしいラ・フランスを食べていただきたいですからね。またラ・フランスに偏った品種構成は、新品種の開発等により徐々に解消し、消費者に長期間おいしい西洋なしを食べてもらえるようにしていきたいです」と語る米野研究員の言葉に迷いは微塵もなさそうです。

(2011年1月掲載)

MBCニュース バックナンバー
神奈川県三浦市の「だいこん」
大分県の「大分白ねぎ」
熊本県八代市の「晩白柚」
北海道浦臼町の「ワイン専用品種ぶどう」
愛媛県の「甘平(かんぺい)」
埼玉県本庄市の「ロマネスコ」
広島県尾道市の「広島わけぎ」
三重県長島地区の「三重なばな」
茨城県行方市の「チンゲンサイ」
北海道和寒町の「かぼちゃ」
熊本県熊本市の「すいか」
香川県坂出市の「金時にんじん」
千葉県白井市の「梨」
山形県村山地域の「食用菊」
千葉県柏市の「かぶ」
山口県の「はなっこりー」
栃木県小山地区の「ハトムギ」
静岡県浜松市の「エシャレット」
北海道本別町の「あずき」
宮崎県の「日向夏」
山形県天童市の「ラ・フランス」
長野県須坂市の「ナガノパープル」
高知県の「文旦」
鳥取県鳥取市福部町の「砂丘らっきょう」
福岡県八女地域の「八女茶」
富山県の「チューリップ」
青森県田子町の「にんにく」
北海道十勝地域の「十勝川西長いも」
徳島県鳴門地域の「なると金時」
鹿児島県志布志市の「ピーマン」
愛知県西三河地域の「いちじく」
福島県田村地域の「エゴマ」
長野県中野市の「えのきたけ」
岡山県南部の「千両茄子」
沖縄県の「マンゴー」
栃木県上都賀地域の「ニラ」
福岡県八女地域の「キウイフルーツ」
高知県の「ショウガ」
静岡県遠州地域の「メロン」

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