- 石灰硫黄合剤との混用はさけ、またボルドー液と混用する場合は、使用直前に混合してください。
- 本剤の使用により、薬害としてクロロシス(黄化現象)を生じることがあります。特に高温多湿時には薬害を生じやすいので、留意の上散布してください。
- はくさいに対して薬害を生じやすいので、炭酸カルシウム水和剤を加用し次の事項に十分注意してください。
- 幼苗期は特に薬害を生じやすいので、中期以降の散布にしてください。
- 高温時には症状が激しくなるので散布はさけてください。
- 炭酸カルシウム水和剤の加用は薬害軽減に有効ですが、収穫間際には汚れを生じるので留意してください。
- ばれいしょの種いも処理にあたっては以下の点に留意してください。
- 萌芽後や種いも切断後の処理は薬害を生じるのでさけ、必ず萌芽前に種いもを切断せずに処理してください。特に春先の気温の低い地域では植付け後の地温の上昇が遅れ、萌芽や生育の遅延が助長される場合があるので注意してください。
- 浸漬時間が長くなったり、高濃度液に浸漬すると薬害を生じやすいので、所定の浸漬時間及び希釈倍数を厳守してください。
- 薬剤処理した種いもは長時間ぬれたままにしておくと発芽遅延等の薬害を生じるので、風通しのよい場所で速やかに乾燥させてください。
- 薬剤処理した種いもを切断する場合は、処理した薬液が十分乾いてから行ってください。
- 薬剤処理した種いもは食糧又は飼料には使用しないでください。
- 調製した薬液は調製当日に使用してください。
- 薬液の調製容器、種いも処理に使用した容器、器具などは水でよく洗浄し、その洗浄液及び残液、廃液はかんがい水路、排水路、河川、湖沼、井戸などの水系へ流さずに、環境に影響のないように適切に処理してください。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
- 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをおすすめします。
- 夏期高温時の使用はさけてください。
- 誤飲、誤食などのないよう注意してください。誤って飲み込んだ場合には、吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
- 薬液調製時及び使用の際は、保護メガネ、防護マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用し、保護クリームをつけてください。粉末・散布液を吸い込んだり、浴びたりしないように注意してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
- 粉末は眼に対して強い刺激性があるので眼に入らないように注意してください。また薬液も眼に対して刺激性があるので眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触はさけてください。
- 体調の悪いとき、妊娠中、飲酒後等は取り扱い及び作業をしないでください。
- 空袋は圃場などに放置せず、適切に処理してください。
- 街路、公園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
魚毒性等:水産動植物(甲殻類、藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意してください。使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使い切ってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
保管:密封し、食品と区別して、直射日光をさけ、冷涼・乾燥した場所に保管してください。
- 本剤の使用に当たっては、必ずラベルをよくお読みください。また使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けていただくよう、お願い申し上げます。