今回は近年各産地で問題となっている雑草の生態と「ハーモニーDF」の試験結果および効果的な使い方について解説します。
目次
分類:
キク科 コシカギク属
植生:
秋に出芽しロゼット状で越冬、一部は春にも出芽。秋に出芽した個体が越冬後、翌春に強害化することが麦畑での主因とされています。 主に寒冷地の麦作圃場で問題となっており、繁茂すると大きな減収を引き起こします。
試験場所、年次:
丸和バイオケミカル(株)開発センター(2019年)
区制および反復:
1区1ポット 3反復
薬剤処理日:
2019年5月13日
試験区:
ハーモニーDF 7.5g/10a単用 ハーモニーDF 7.5g/10a サーファクタント30 1000倍添加 無処理
処理時の雑草葉令:
3~4葉期(草丈10㎝程度)
調査日:
2019年6月24日(薬剤処理42日後)
試験結果:
ハーモニーDF 7.5g/10a処理はイヌカミツレの3~4期処理において効果的な除草効果を示した。また展着剤サーファクタント30の添加により除草効果が高まった。
タデ科 ミチヤナギ属
主な発生は晩冬~早春だが、暖地の麦作ではは種後しばらくしてから発生が目立つ遅発生型が目立つまた、タデ類の特徴として発生が揃わずだらだらと出芽する。年次や気象条件によって発生量の年次間差が大きい雑草です。
佐賀県鳥栖市現地試験圃場(2021年)
作物:
小麦
対象雑草:
ミチヤナギ(ノミノフスマ)
区制:
10㎡/区
2021年2月25日
ハーモニーDF 5g/10a単用 ハーモニーDF 5g/10a+サーファクタント30 1000倍添加 ハーモニーDF 10g/10a単用 ハーモニーDF 10g/10a+サーファクタント30 1000倍添加
3月26日(処理29日後)
調査方法:
草種ごとに地上部生体重(g/㎡)を測定。
ハーモニーDF 5g/10a処理、10g/10a処理はミチヤナギ、並びにノミノフスマの期処理において安定的な除草効果を示した。特に展着剤サーファクタント30の添加により除草効果が高まった。
フウロソウ科 フウロソウ属
秋に発芽しロゼット状で越冬、2~4月頃に急速に大型化し、麦の分げつ・生育を阻害する。暖地圃場で特に繁茂しやすい。 種子を遠方へ飛散させるため発生域の拡大が早い。
福岡県久留米市現地圃場(2023年)
アメリカフウロ
2,3㎡(2反復)
2023年2月8日
処理時の葉令(草丈):
アメリカフウロ5~6葉期(5㎝程度)
4月9日(処理60日後)
ハーモニーDF処理は各試験区ともに高い除草効果を示した。アメリカフウロに対しては5g単剤処理でも十分に高い除草効果を示した。
キンポウゲ科 キンポウゲ属
麦播種後の12月上旬から発生が本格化し1月中旬までに90%以上が出芽 2月まではロゼット状で越冬し3月以降に急激に地上茎が伸長。土壌中での趣旨生存期間が非常に長く、一度多発すると長期戦となる典型的な強害雑草。 西日本、特に九州北部などの水田後の麦圃場で問題化。
山口県山口市現地圃場(2013年)
裸麦
トゲミノキツネノボタン
2013年1月31日、2月14日、3月5日
ハーモニーDF 5g/10a ハーモニーDF 10g/10a
2013年4月15日(残草量調査)
ハーモニーDFの5g/10a処理、10g/10a処理はトゲミノキツネノボタンの生育期処理において安定的な高い除草効果を示した。生育初期の段階での処理が一番高い効果を示した。
ハーモニーDFは麦作圃場において問題となっている雑草に対して高い効果が認められています。また、除草剤専用展着剤サーファクタント30の添加により、防除効果がより安定することが確認されています。是非、ハーモニーDFを麦作の生育期雑草防除にお役立てください。
麦畑や草地に発生する雑草に対し、きわめて高い効果のある茎葉処理型除草剤です。
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