株枯細菌病

株枯細菌病

2023.08.25

病原菌:Burkholderia plantarii
バークホルデリア・プランターリ

株枯細菌病-発生消長

  • 発生部位葉鞘、葉身
  • 発病適温25~30℃
  • 発生動向
    初夏から初秋の高温期に発生する。
  • 初発のでかたと被害
    直径10~30cm程度の円形または楕円形、白色から乳白色のパッチを呈する。
  • 多発時の被害
    パッチが多発すると美観上問題となるが、芽数が減少して裸地化することは少ない。
  • 診断のポイント
    罹病芝の新しい展開葉が白色を呈することが多い。すでに展開している外側の葉は緑色または褐色を呈している。
株枯細菌病(発生初期)

株枯細菌病(発生初期)

株枯細菌病(病勢が進展し、パッチが多発している)

病勢が進展し、パッチが多発している

株枯細菌病(白色のパッチ)

白色のパッチ

株枯細菌病(罹病葉は白色を呈している)

罹病葉は白色を呈している

株枯細菌病(若い葉が白色を呈している)

若い葉が白色を呈している

株枯細菌病(新規展開葉が白色を呈している)

新規展開葉が白色を呈している

文・写真:
丸和バイオケミカル株式会社 開発本部 顧問
農学博士田中明美(たなかあけみ)

1963年生まれ
1985年に香川大学農学部を卒業後、香川大学大学院農学研究科、愛媛大学大学院連合農学研究科に進み、1993年2月に博士(農学)取得。
1993年4月より、香川大学名誉教授 谷利一博士のもとで緑地科学研究会 主任研究員として芝草病害に関する研究・調査に従事する。谷博士の逝去後は(有)緑地科学研究会を設立し、2018年5月まで代表取締役として活動した。
2018年6月より丸和バイオケミカル(株)開発本部 技術顧問として、芝草病害に関する研究および芝草殺菌剤の開発に関わっている。

よく見られている情報
カテゴリー
  • 農薬登録の変更情報をいち早くお届け!メルマガ登録
  • LINE友達登録でお役立ち情報配信中

お問い合わせ

雑草や害虫など一人ひとりのお悩みに合わせた解決策をご提案します。
まずはお気軽にご相談ください。