リムスルフロン
低薬量でスズメノカタビラに高い効果!
- 基本情報

- 種別
- 除草剤
- 適用場面
- ゴルフ場等
極めて低薬量で一年生雑草に効果を発揮します。日本芝に対する安全性に優れ、また、発生してからのスズメノカタビラにも優れた効果を示すことから、広く使用されています。
登録番号 | 第22231号 |
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毒性 | 普通物 |
有効年限 | 3年 |
性状 | 淡褐色水和性微粒及び細粒 |
包装 | 10g×10 |
有効成分 | リムスルフロン25.0% |
対象作物名
日本芝特長
- 極めて低薬量で高い活性を示します。
- とくに発生後のスズメノカタビラに対しては、優れた防除効果を発揮します。
- 効果の発現は遅効的です。
- ドライフロアブルのため、薬剤調製時に粉立ちがしにくく取扱いも容易です。
- 日本芝に対して優れた安全性を有します。
登録内容
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 10アール当り使用量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | リムスルフロンを含む農薬の総使用回数 | |
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薬量 | 希釈水量 | ||||||
日本芝 | 一年生雑草 | 春期~夏期 (雑草発生揃期~生育初期) |
7.5~15g | 150~200ℓ | 3回以内 | 雑草茎葉散布 | 3回以内 |
秋期~冬期 (雑草発生揃期~生育初期) |
5.0~7.5g |
使い方
●スズメノカタビラに対しての効果的な使用方法
ハーレイDFは生育初期のスズメノカタビラに卓効を示します。9~10月の比較的温暖な時期の使用においては効果の発現・完成ともに早くなります。しかし土壌中の分解は速やかに進み残効は期待できません。従ってこの時期の使用にあたっては秋冬期土壌処理剤との組み合わせで使用するのがより効果的です。
11月以降の使用においては効果の進展が緩慢となりますが、最終的には十分な効果が得られます。そしてこの時期においては土壌中の分解が緩やかなため翌春までの間、新たに土壌から発生してくるスズメノカタビラにも長期に渡り効果が持続します。
早春期の使用においてはスズメノカタビラの生育活性が高まり効果の発現は速やかですが、大型個体になっている場合は、効果の完成までには時間を要します。この時期の使用に当たっては春夏期土壌処理剤との組み合わせで使用するのがより効果的です。
●メヒシバ、アキメヒシバに対しての効果的な使用方法
ハーレイDFは発生揃期から2~3葉期までのメヒシバ、アキメヒシバに卓効を示します。この時期の使用においては、温暖に向かう時期でありその後の土壌中の分解は速やかに進むため、個体によっては再生に転じる場合が見られます。また、その後の土壌残効は期待できません。従ってこの時期の使用に当たっては春夏期土壌処理剤との組み合わせで使用するのがより効果的です。
注意事項
- 本剤使用の際には、展着剤(非イオン系)を加用し雑草の茎葉部に均一に付着するように散布してください。
- 本剤とアルカリ性の肥料、農薬などの化学物質とは混用しないでください。
- ターフを形成した日本芝に使用し、西洋芝では薬害を生じるので使用しないでください。特に、西洋芝を使用しているバッティンググリーンやティーグラウンド周辺では使用しないでください。
- 本剤は雑草の発生揃期から生育初期に有効なので時期を失しないように散布してください。
- 本剤は遅効性で雑草が完全に枯れるまで30日~40日程度かかるので誤ってまき直しなどしないように注意してください。
- 降雨が予想される場合は、使用をさけてください。
- 薬液散布後は散布器具やホース内に薬液が残らないよう十分に洗浄してください。
- 散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さず、環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 本剤は眼に対して弱い刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗してください。
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。空袋は圃場などに放置せず、環境に影響のないよう適切に処理してください。
【その他、使用上のポイント】
本剤は低薬量で植物に対して高い活性を有するので散布薬液の飛散や流出によって、周辺の有用植物に影響を及ぼすことのないよう十分に注意してください。
保管:密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。
- 本剤の使用に当たっては、必ずラベルをよくお読みください。また使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、関係機関の指導を受けていただくよう、お願い申し上げます。
お問い合わせ先
丸和バイオケミカル株式会社
ユニカス普及部
TEL:03-5296-2355