タイベック® ソフトタイプ・ハードタイプ


柑橘用水分コントロールシート

農業資材 農耕地
タイベック ソフトタイプ・ハードタイプ

米国デュポン社が開発した独自開発のフラッシュ紡糸法により、極細ポリエチレン繊維を高温高圧力で結合した不織布で、紙でも布でもありません。新時代のシートです。

登録番号
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有効成分
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毒性
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有効年限
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性状
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RACコード
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お問い合わせ
お電話
農業・緑化資材営業部
03-5296-2314


基本情報・適用表

対象作物名

柑橘マルチ

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注意事項

〔かんきつ〕

  • 雨水が確実に園外に出ていることを確認してください。
  • 最適な被覆時期を逃さない様に早めの準備をしてください。
  • シートの上に水溜りができない様に被覆してください。
  • 夏肥及びマルチ除去後の樹勢回復策に関しては指導機関にご相談ください。

※かんきつで初めて被覆する人に対しての注意事項

  • 営農指導員の指導を受けてください。
  • マルチ被覆園の品質分析を行ってください。

保管について

  • マルチ回収後は納屋などのできるだけ暗い場所に保管してください(デュポン™タイベック®を劣化させる要因は積算紫外線量です)。
  • 放置される場合は黒ポリやアルミシートなどでカバーし、紫外線を遮断することをお勧めします。

廃棄について

  • 通常のポリエチレンフィルムと同様に扱われます。素材のデュポン™タイベック®はポリエチレン100%でできていますので、完全燃焼した場合、炭酸ガスと水に分解されます。

タイベック®は、米国デュポン社の登録商標です。

特長

〔かんきつ〕

  • デュポン™タイベック®の特長と効果

デュポン™タイベック®の特長と効果

  • デュポン™タイベック®の地温抑制効果

デュポン™タイベック®の地温抑制効果

  • デュポン™タイベック®の光反射率

デュポン™タイベック®の光反射率

  • デュポン™タイベック®による高品質かんきつ栽培への貢献
    • ①根の保護と活性化
      デュポン™タイベック®の優れた通気性と地温抑制効果を利用し、夏場に根を保護し活性化しながら水分ストレスを与えることが、品質向上と隔年結果防止対策へ貢献します。
    • ②緩やかな水分ストレス
      優れた耐水性と透湿性をもつデュポン™タイベック®をほどよく湿った土壌に被覆し、ゆっくりと水分ストレスを与え、急激な乾燥を抑えることができます。高品質化が可能となり、樹勢低下を防止することにより隔年結果防止対策へ貢献します。

使い方

〔かんきつ〕

①全面マルチ
目的:品質向上、着色促進
株元をしっかりと覆い、圃場全体の被覆をします。この際抑えに使用するのは、

  1. ポリパイプ+パッカー
  2. マルチ押さえ
  3. 石(ブロック)
  4. 肥料袋 など様々です。

全面マルチ

②部分マルチ
目的:着色促進
株元に沿って縞状に被覆を行います。

部分マルチ



よくあるご質問

デュポン™タイベック®に表裏はあるのですか?

表裏はありますが、マルチとしての機能に差はありませんので、被覆しやすい方向でご使用下さい。

デュポン™タイベック®を被覆すると乾きすぎるというのは本当ですか?

いいえ。デュポン™タイベック®により土壌水分の蒸散が制限され、ゆっくりと乾燥します。未被覆の場合よりも、急激な水分ストレスを緩和できます。

何故、デュポン™タイベック®により土壌温度が下がるのですか?

デュポン™タイベック®の光反射率は極めて高く、光をほとんど吸収・透過しないため、熱エネルギーが土壌に伝わらないためです。(地温抑制効果のグラフ参照)

デュポン™タイベック®の光反射は、他の農業用資材と比べてそんなに違うのですか?

デュポン™タイベック®の光反射率は紫外~可視光域で平均90%以上あります。一見光反射率が高そうな白やシルバーのフィルムでも40~80%程度しかありません。また、他の資材が主にミラー反射(入光角度により反射率が違う)なのに対して、デュポン™タイベック®は乱反射(入光角度への依存が少ない)なので、より均一に反射します。これにより効果的な着色促進も期待されます。

透湿性と通気性の意味の違いと、効果の違いは何ですか?

透湿性は、水蒸気の透過の意味で、土壌水分が蒸発し外部に放出するのに必要な機能で水分ストレスに影響します。通気性は、空気(ガス)の透過の意味で根より排出される炭酸ガスを外部に放出するのに必要な機能で、樹勢維持に影響します。2つとも柑橘マルチには不可欠な要素です。

デュポン™タイベック®を長く使用するにはどうしたら良いですか?

デュポン™タイベック®を劣化させる要因は、積算紫外線量です。収穫後は回収し納屋に保管することで積算量を減少できます。放置される場合は黒ポリなどでカバーし、紫外線を遮断することをお勧めします。

使用済みデュポン™タイベック®はどのように廃棄したらよいですか?

各地区毎のその他の排出物を含めた廃棄運用方針に従って下さい。デュポン™タイベック®やその他の農ポリを分別回収可能な場合、理想は“サーマル・リサイクル”又は“フィードストック・リサイクル”と呼ばれる方法で、セメント工場等の助燃剤として利用する方法です。デュポン™タイベック®は高純度の高密度ポリエチレンでできており、燃焼させてもダイオキシン等有害物質の発生はありません。


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