MBCニュース

全国の産地で栽培されている話題の作物をご紹介いたします。

MBCニュースとは?

MBCニュースとは

1986(昭和61)年1月、「丸和の動きや方針、技術情報など知らせてくれるニュースのようなものが欲しい」との要望に応え、広報部(当時)が担当して企業広報誌「MBCニュース」第一号を発刊致しました。経営方針や新製品情報、業界の動向などを中心に発行し、2004年9月発行(第70)号をもって、その機能を本ホームページに移行しました。

ここでは、当時より続く連載企画「話題の作物を訪ねて」を掲載し、全国の産地で栽培されている作物をご紹介させて頂きます。

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香川県坂出市の「金時にんじん」

金時にんじん」

普段食する「西洋にんじん」に比べると、形状も色味も全く異なるのが東洋系の『金時にんじん』。初めて目にした時に最も驚くのがその色。金時にんじんの赤味はトマトの色素と同じリコピンで、西洋にんじんと比べて2倍以上も含まれており、血糖値を下げたり動脈硬化の予防に効果があると言われています。

京野菜としてのイメージがありますが、全国生産量の80%以上が香川県内で、さらにその80%にあたる1,700tがここ坂出市で栽培されています。同市の作付面積は約60ha、主な品種は「坂出7号」で、約80名の生産者が栽培に取り組んでいるそうです。

一般的な栽培作型は8月のお盆前後には種を行い、12月の食材需要時に収穫するというもの。特筆すべきは畦の高さで、40~45cm程畦立てをします。これは西洋にんじんに比べて細長く、高単価で取引される2L規格は27cm以上(※重さ250~319g)にも及ぶからです。

JA香川県坂出園芸センター集荷場の南条所長と川井氏に話を伺うと、「2013年の夏は8月下旬まで高温と干ばつが続き、灌水不足や深播きの圃場では発芽不良が散見されました。その後も台風の接近に伴う豪雨により高畦が流れて溝が埋まる圃場も発生し、手直しを行ったりと苦労の連続でした」とのこと。

主な病害虫は「虫害はハスモンヨトウやコナガ、病害は斑点細菌病や黒葉枯れ病、うどんこ病といったものですね。今夏は天候の影響もあって病害虫の発生がある程度予想されたので徹底した防除を行いました」。

生産者の平均年齢が67歳というように『高齢化』が問題で、南条所長も「担い手を探すのが今後の課題」とおっしゃっています。しかし法人化した生産者による雇用の受け入れ態勢の整備や、他の品目を増やして収益を上げる工夫を凝らすなど、状況は日々改善されてきています。今後も農業の発展に向けた積極的展開が進むにつれ、多くの方がこの特色あるにんじん栽培に取り組んでいくでしょう。

(2014年1月掲載)

MBCニュース バックナンバー
神奈川県三浦市の「だいこん」
大分県の「大分白ねぎ」
熊本県八代市の「晩白柚」
北海道浦臼町の「ワイン専用品種ぶどう」
愛媛県の「甘平(かんぺい)」
埼玉県本庄市の「ロマネスコ」
広島県尾道市の「広島わけぎ」
三重県長島地区の「三重なばな」
茨城県行方市の「チンゲンサイ」
北海道和寒町の「かぼちゃ」
熊本県熊本市の「すいか」
香川県坂出市の「金時にんじん」
千葉県白井市の「梨」
山形県村山地域の「食用菊」
千葉県柏市の「かぶ」
山口県の「はなっこりー」
栃木県小山地区の「ハトムギ」
静岡県浜松市の「エシャレット」
北海道本別町の「あずき」
宮崎県の「日向夏」
山形県天童市の「ラ・フランス」
長野県須坂市の「ナガノパープル」
高知県の「文旦」
鳥取県鳥取市福部町の「砂丘らっきょう」
福岡県八女地域の「八女茶」
富山県の「チューリップ」
青森県田子町の「にんにく」
北海道十勝地域の「十勝川西長いも」
徳島県鳴門地域の「なると金時」
鹿児島県志布志市の「ピーマン」
愛知県西三河地域の「いちじく」
福島県田村地域の「エゴマ」
長野県中野市の「えのきたけ」
岡山県南部の「千両茄子」
沖縄県の「マンゴー」
栃木県上都賀地域の「ニラ」
福岡県八女地域の「キウイフルーツ」
高知県の「ショウガ」
静岡県遠州地域の「メロン」

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