MBCニュース

全国の産地で栽培されている話題の作物をご紹介いたします。

MBCニュースとは?

MBCニュースとは

1986(昭和61)年1月、「丸和の動きや方針、技術情報など知らせてくれるニュースのようなものが欲しい」との要望に応え、広報部(当時)が担当して企業広報誌「MBCニュース」第一号を発刊致しました。経営方針や新製品情報、業界の動向などを中心に発行し、2004年9月発行(第70)号をもって、その機能を本ホームページに移行しました。

ここでは、当時より続く連載企画「話題の作物を訪ねて」を掲載し、全国の産地で栽培されている作物をご紹介させて頂きます。

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富山県の「チューリップ」

チューリップ」

誰しも、子どもの頃には描いたことがある『チューリップ』。赤、白、黄、ピンクなど多様な色あいが私達を楽しませてくれます。現在、国内で流通している品種は約300種。それだけ種類の多い園芸作物は、他ではあまり見かけることはありません。

今回訪れた富山県は代表的なチューリップ球根産地。現在の栽培面積約110haで2,700万球余りを生産し、花壇植えまたは切り花生産用として北海道から九州まで国内各地に出荷されています。

ここ富山県で球根生産が盛んな理由について、富山県農林水産総合技術センター園芸研究所の浦嶋副主幹研究員に伺うと「冬季に積雪があること、春先の球根肥大期に十分な水と日照時間を確保できること、気候的には春先のアブラムシの飛来が遅いことなど、球根栽培に適した条件が揃っています。県としても力を入れており、1951(昭和26)年から新品種の育成に取り組み、現在まで28品種を世に送り出してきました。1品種を送り出すまで約20年と年数はかかりますが、産地として飛躍していくためには欠かせない重要な仕事だと考えています」。

主な病害虫について、富山県花卉球根農業協同組合の清都組合長は「病害としては球根腐敗病や、土壌伝染性病害の微斑モザイク病や条斑病が問題ですね。まだ完全に解決することは難しいですが、抵抗性品種の導入や新しいほ場での植付けなどで対策をしています。虫害ではウイルス病を媒介するアブラムシやチューリップサビダニが問題です。サビダニ防除対策としては、種球の選別と消毒で対応しています」と説明してくださいました。

現在、1,000株中3株にウィルス病が認められれば輸出禁止という基準を国内流通株にも広げて対応し、高い品質を維持しています。また整畦植込み機の導入による省力化も進んでおり、国内トップの産地としての輝きは、今後も決して褪せることはないでしょう。

(2009年5月掲載)

MBCニュース バックナンバー
神奈川県三浦市の「だいこん」
大分県の「大分白ねぎ」
熊本県八代市の「晩白柚」
北海道浦臼町の「ワイン専用品種ぶどう」
愛媛県の「甘平(かんぺい)」
埼玉県本庄市の「ロマネスコ」
広島県尾道市の「広島わけぎ」
三重県長島地区の「三重なばな」
茨城県行方市の「チンゲンサイ」
北海道和寒町の「かぼちゃ」
熊本県熊本市の「すいか」
香川県坂出市の「金時にんじん」
千葉県白井市の「梨」
山形県村山地域の「食用菊」
千葉県柏市の「かぶ」
山口県の「はなっこりー」
栃木県小山地区の「ハトムギ」
静岡県浜松市の「エシャレット」
北海道本別町の「あずき」
宮崎県の「日向夏」
山形県天童市の「ラ・フランス」
長野県須坂市の「ナガノパープル」
高知県の「文旦」
鳥取県鳥取市福部町の「砂丘らっきょう」
福岡県八女地域の「八女茶」
富山県の「チューリップ」
青森県田子町の「にんにく」
北海道十勝地域の「十勝川西長いも」
徳島県鳴門地域の「なると金時」
鹿児島県志布志市の「ピーマン」
愛知県西三河地域の「いちじく」
福島県田村地域の「エゴマ」
長野県中野市の「えのきたけ」
岡山県南部の「千両茄子」
沖縄県の「マンゴー」
栃木県上都賀地域の「ニラ」
福岡県八女地域の「キウイフルーツ」
高知県の「ショウガ」
静岡県遠州地域の「メロン」

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